Wi-Fi 7にも対応する合計15フェーズ電源のMSI「B850 GAMING PLUS WIFI」
「AG-AG8B85ARD7X-CF4S」の基本構成におけるマザーボードは、AMD B850チップを搭載するMSIのゲーミングマザーボード
「B850 GAMING PLUS WIFI」が採用されている。
12+2+1フェーズ構成の電源回路や拡張された大型VRMヒートシンクを備えるほか、DDR5-8200対応のメモリスロット×4、ヒートシンク付きのPCI Express 5.0対応M.2スロット、PCI Express 5.0対応拡張スロットなどを搭載するATXマザーボードだ。
そのほか、ネットワークは5ギガビットLANとWi-Fi 7に対応。合計8ポートのUSBを備えるなどインターフェイスも十分な数が揃っている。
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「AG-AG8B85ARD7X-CF4S」のバックパネルインターフェイス。誤ってオンボードグラフィックスを使用することがないように、DisplayPortには「使用しません」のシールが貼られている
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なお、マザーボードのカスタマイズメニューには合計10モデル以上のバリエーションを用意。各メーカーのAMD B850チップ搭載モデルがラインナップされており、価格だけでなくデザインや装備を見比べて最適な製品をチョイスできる。
ARGB LEDバーを備えたOCメモリ「VENGEANCE RGB DDR5」を採用
メモリはiCUE LINKに対応した10ゾーンARGB LEDを実装する
CORSAIR「VENGEANCE RGB DDR5」を採用。動作クロックDDR5 5,600MT/sの32GBキット「CMH32GX5M2B5600Z40」が搭載されていた。
ちなみに「arkhive x CORSAIR iCUE ALLIANCE」シリーズでは、CORSAIRから提案された構成をもとにアークによって最適なパーツが選別されている。そのため、メモリもゲーミングPCとして扱いやすいOCプロファイル有効時電圧1.25Vのモデルがチョイスされているとのこと。
なお、メモリはSPD設定にて動作確認後に出荷される仕様のため、オーバークロック設定で運用したい場合はユーザー側で設定する必要がある。
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ヒートスプレッダ上部にARGB LEDバーを実装、iCUE LINKによる制御に対応している
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PCI 5.0対応SSDも選択可能なストレージ
標準構成におけるストレージはM.2 SSDのみで、キオクシア
「EXCERIA PLUS G3」シリーズの2TBモデル「SSD-CK2.0N4PLG3J」が搭載されている。
その転送速度は、シーケンシャル読込最大5,000MB/s、同書込最大3,900MB/s、ランダム読込最大680,000 IOPS、同書込950,000 IOPSというもの。
ちなみにSSDはSamsungやWestern Digital、Crucialなど多彩なメーカーの製品をラインナップするほか、より高速な最新規格のPCI Express 5.0対応SSDを選ぶことも可能。最大26TBの大容量HDDを追加することもできるため、必要に応じてデータ用ストレージをカスタマイズメニューからオーダーしておこう。
実質PLATINUM認証の1000W電源、CORSAIR「RM1000e 2025」を搭載
「AG-AG8B85ARD7X-CF4S」が標準で搭載している電源ユニットは、容量1000Wの
「RM1000e 2025」。Cybeneticsによる公式認証ではPLATINUMを取得していながら、CORSAIRの厳格なルールによってGOLD相当に位置付けられている、信頼性に優れた製品だ。
以前に詳細レビューをお届けした際にも、極めて電圧変動が少なく安定した動作を見せてくれた。Cybenetics LAMBDA静音認証の「A-」も取得しており、動作音も低く抑えられている。
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また、カスタマイズメニューではPLATINUM認証の1200Wモデルなど、複数のラインナップを用意。ホワイト環境に向けた「RM1000e White 2025」もチョイスできる。