アルミの質感と高級感を堪能できる、Cooler Masterの最新ケースを採用したBTO
今回取り上げるPCは、アキバ発のBTOを世に送り出している老舗メーカーである
パソコンショップSEVENの製品。以前に潜入記事をお届けしたのは約7年前のことだが、当時から目を見張るPCケースのカスタマイズオプションを展開しており、その姿勢はいまも変わらない。
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そしてその中でも、特にCooler Master製の(しかも大型の)PCケースを多く取り扱ってきた。そうした豊富な実績とこだわりを反映してか、今回の主役である
「ZEFT Z57CM」では、Cooler Masterの最新モデルである「MasterFrame 600」が基本構成の柱として採用されている。
7月の発売以来、アキバ店頭でも見かけることが少ないハイエンド向けケースということもあり、現状でBTOの構成パーツとして採用される例はかなり珍しい。
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ほとんどの部位にアルミニウムを使用した、Cooler Masterの最新フルタワーPCケース。「ZEFT Z57CM」には標準でシルバーモデルが採用されている
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「MasterFrame 600」は発売に合わせて詳細レビューをお届けしているが、設計上の最大の特徴であるフリーレイアウトもさることながら、各パネルのほとんどにアルミニウムを使用する点が大きなトピック。見た目から手触りに至るまで、質感と高級感を堪能できるその外観は、かつてのCooler Masterの名作ケースを思い起こさせるクラシカルな魅力を漂わせている。
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発売前から国内外のイベントでも注目を集めていた
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COMPUTEX TAIPEI 2025に先駆けて行われた
国内イベントに登場した際に「久しぶりにCooler MasterらしいPCケースが出た」という声が来場者とメディアの双方から聞かれたように、その外観にどこか懐かしさを覚えた人もいたことだろう。
内外まで作り込まれたCooler Master渾身の最新モデル。それをベースに老舗のパソコンショップSEVENが手がけたハイエンドゲーミングPCが、今回取り上げる「ZEFT Z57CM」というわけだ。
「ZEFT Z57CM」の基本構成
ここで「ZEFT Z57CM」の基本構成を確認しておこう。PCケースにCooler Masterの「MasterFrame 600」が採用されているのは上で触れた通り。標準ではシルバーカラーがチョイスされており、それに合わせて組み込まれているのもホワイトを基調としたパーツ揃い。もっともカスタマイズ次第ではブラックに染めることも可能なため、マシンの個性はユーザーが決めることができる。
CPUは20コア/20スレッドのCore Ultra 7 265KFで、CPUクーラーは360mmラジエーターを備えたホワイトカラーの
NZXT「Kraken Plus 360 RGB (White)」を採用。グラフィックスカードには、(やはりホワイトの)GeForce RTX 5070 Ti搭載モデル
玄人志向「GK-RTX5070Ti-E16GB/WHITE/TP2」が組み込まれる。
マザーボードにもホワイトを基調とした
ASRock「B860 Steel Legend WiFi」をチョイス。メモリはG.SKILL「Trident Z5 RGB DDR5」32GB(16GB×2枚)、ストレージはPCI Express 4.0(x4)対応の
Crucial「T500」シリーズ2TBモデルを実装する。露出しない電源ユニットも徹底してホワイトカラーが選ばれており、標準で組み込まれるのは80PLUS GOLD認証の850Wモデル
SilverStone「DA850R Gold」だ。
また、OSとしてWindows 11 Home 64bitがプリインストールされている。