ここからはパッケージより本体を取り出し、Epochの外観デザインから検証を始めよう。思い返せば、類似点が多い「North」のパッケージはFractalロゴが内面にびっしりと印刷されていた。それに対し、Epochでは控えめなプリントにとどめられている。この違いから、両者の立ち位置の差を表しているようにも思える。
フロントパネルはほぼ全面にわたり、通気性を考慮した金属製メッシュパネルが装着されている。ここは木材使用のNorthとは大きく異なり、オーソドックスながら高冷却志向である事がアピールされている。
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| メッシュ仕様のフロントパネルはツールフリーによる着脱に対応する |
フロントパネルは枠部分がプラスチック製で、下部を握り、手前に引き出す格好で取り外しが可能。ツールフリーによる着脱機構を確認すると、上部には2つのフックを装備。さらにシャーシ受け側には、保守部品としても付属する「Ball catcher」が埋め込まれており、フロントパネル側の突起2つでロックされる仕組みが採用されている。
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| プラスチック製のフロントパネル。サイズは実測で幅約210mm、高さ約445mmで、幅は約33mmあった |
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| シャーシへの固定はツールフリーによる着脱式を採用。なお金属製大判メッシュパネル内側にダストフィルターの類いは装着されていない |
トップパネル前方のフラットな面には、スイッチ類と外部アクセスポートがまとめられている。中央の円形ボタンはPowerスイッチで、その左右にはUSB 5Gbps Type-Aポートが1基ずつ配置。さらに左端にはUSB 20Gbps Type-C、右端にはマイク/ヘッドホン兼用端子を備えている。

全高469mmのミドルタワーPCケースであれば、設置場所は床置きと机上設置が半々といったところだろう。いずれの環境でも、中央のPowerボタンは指先の感覚だけで押下可能で、使用頻度は高くなくとも操作に迷うことはない。外部アクセスポートは必要最低限に絞られているため、自然とレイアウトを覚え、ストレスを感じることもないはずだ。
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| USB 3.0コネクタ | USB 3.2 Gen 2 Type-Cコネクタ |
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| フロントパネル用コネクタ | HD Audioコネクタ |
| スイッチ&アクセスポート周辺の金属製カバーは前2本、上部後方2本のネジで固定されている。マニュアルにも記載されているが、実際に取り外す必要はない |
フロントパネルに続き、トップパネルにも金属製メッシュパネルが採用されている。詳細に見て行くと、フロント寄り約3分の1の面積はスチール製のフラットなエリアで、スイッチ&アクセスポートを装備。その後方はすべてメッシュ仕様で、冷却ファンの増設に対応している。
| トップパネルは後方に装備されているファブリック素材のプルタブをつまみ、リア方向にスライドさせるだけで簡単に取り外しが可能。着脱が容易な反面、ロックがやや軽いため意図せず手をついただけで外れてしまうこともあるのでご注意を |
トップパネルを取り外すと、内側は格子状の骨組みで構成され、その上に金属製メッシュパネルが重なるように装着されている。またトップパネルの左右には傾斜が設けられ、角部は丸みを帯びたデザインに仕上げられている。ちなみにパネルサイズは実測で幅約215mm、長さ約333mmだった。