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PCI Express 5.0(x4)接続のNVMe M.2 SSDでは、10,000MB/sを超えるパフォーマンスのトレードオフとしてコントローラやNANDフラッシュの発熱がかなり大きくなっている。その対策のために「Z890 AORUS ELITE WIFI7 ICE」では、バックプレートとフィンを備えた大型のM.2ヒートシンク「M.2 Thermal Guard L」を採用しているが、その冷却性能は気になるところ。 そこで今回は
Crucial「T700」シリーズの2TBモデル「CT2000T700SSD3JP」を使い確認してみることにした。なお実際の運用を想定して、今回はグラフィックスカードを搭載した状態で、ストレステストには「CrystalDiskMark 9.0.1」をデータサイズ64GiB、テスト回数5回に設定し、3回連続で実行している。
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| テスト1回目の「CrystalDiskMark 9.0.1」の結果 | テスト3回目の「CrystalDiskMark 9.0.1」の結果 |
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| アイドル時のサーモグラフィ | 高負荷時のサーモグラフィ |
今回はCPUソケット周りにエアフローのないオールインワン型水冷ユニットを使って検証を行っているが、テスト中の最高温度は75℃で頭打ち。サーマルスロットリングによる速度低下もなく、「M.2 Thermal Guard L」の冷却性能は優秀だった。PCケースに搭載して、フロントのケースファンの風があたるようになれば、さらにSSDの温度を抑えることができるだろう。
「Z890 AORUS ELITE WIFI7 ICE」では、低価格なIntel Z890マザーボードでは省略されることが多い帯域幅40GbpsのThunderbolt 4が実装され、外付けストレージでも高速なデータ転送が期待できる。そこでUSB4接続の外付けSSDケースを使い、そのパフォーマンスを確認してみることにした。なお比較対象としてThunderbolt 3とUSB 3.2 Gen 2×2の外付けSSDケースでも検証を行った。
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| USB 3.2 Gen 2×2:MB/s | USB 3.2 Gen 2×2:IOPS |
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| Thunderbolt 3:MB/s | Thunderbolt 3:IOPS |
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| USB4:MB/s | USB4:IOPS |
USB4接続の外付けSSDケースでは、シーケンシャルアクセスは最高約3,750MB/s超え、ランダムアクセスも最高約27万IOPSで、PCI Express 4.0(x4)接続のエントリーNVMe M.2 SSDに匹敵するパフォーマンスを発揮した。前世代のThunderbolt 3や、帯域幅20GbpsのUSB 3.2 Gen 2×2と比較してもシーケンシャルアクセスは高速で、大容量の動画ファイルや画像ファイルを持ち運ぶ場合には重宝するだろう。