Ryzen 9 9950X3Dで「Speed-control Cable」使用時の冷却性能をチェック
Ryzen 9 9950X3Dでは一度もファンがフル回転することなく、発熱を抑え込むことができた「Sigma L36 PRO」。続いて、「Speed-control Cable」を使ってファンの回転数を落とした状態で検証をしてみることにした。
「OCCT 14.2.3」「Cinebench 2024」ともCPUの平均温度は約1.5℃の上昇に留まり、未だ冷却性能には十分余力が残されている。これならばSocket AM5のCPUに対しては基本的に「Speed-control Cable」を接続した低速モードでの動作で問題ないだろう。
ファン回転数は「OCCT 14.2.3」ではブレが大きく前半は1,300rpm前後、後半は1,600rpm前後まで上昇するが騒音値はおおむね40dBA前後を維持することができている。また「Cinebench 2024」ではファン回転数は1,500rpm前後、ノイズレベルは40dBA前半で推移し、いずれのテストでも通常状態からは明らかに風切音は小さくなっていた。