無制限プリセットを適用したハイエンドCPU運用時の挙動をチェック
今回の検証では、ハイエンドCPUのCore Ultra 9 285Kを搭載している。ミドルロークラスの「MAG B860M MORTAR WIFI」にとってはややグレードが異なるCPUながら、問題なくパフォーマンスが引き出せるだろうか。CPUのパフォーマンスを検証できるCINEBENCH系ベンチマークテストを使用し、そのスコアや実行中の挙動を見ていこう。
なお、前述の通りPower Limit設定のプリセットである「Intel Default Settings」(PL1:250W/PL2:250W)と「MSI Unlimited Settings」(PL1:4096W/PL2:4096W)の2パターンで計測を行っている。
シングルコアテストではほぼ差が出なかったものの、Unlimited設定が安定して高いスコアをマークしている。マルチコアテストでは、概ね3~5%ほどの差が生まれており、確実にパフォーマンスは向上している。プリセット設定はUEFI起動時点で選択を促される(UEFIから変更も可能)ため、冷却に不安がなければDefaultから変更しても問題なさそうだ。
そして長時間負荷がかかった際の挙動を確認するため、、「Cinebench 2024」の連続テストである「Cinebench 2024:10minutes(Test Throttling)」を実行した。
UnlimitedではDefaultに比べてPackage Powerがやや高めのラインで推移しており、それが先ほどのパフォーマンス差として現れている。その影響でMOSFET温度もやや上昇しUnlimitedでは最大80℃に達していたものの、Defaultから極端な差はついていない。「MAG B860M MORTAR WIFI」は、Core Ultra 9 285Kの高負荷動作に耐えられるだけの放熱機構を備えているようだ。
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「Intel Default Settings」における高負荷時のサーモグラフィ
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「MSI Unlimited Settings」における高負荷時のサーモグラフィ
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