BTOパソコンでお馴染みの株式会社サイコム(本社:埼玉県八潮市)から、水冷仕様のオリジナルGeForce RTX 5090カード、
「Hydro LC Graphics Plus RTX 5090」がこのほど完成。一足早くサンプルを確認できたので、その概要を紹介しよう。
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サイコムといえば、最新GPUの水冷化において業界屈指の実績がある。GeForce RTX 50シリーズではすでに、GeForce RTX 5080および5070 Tiの水冷モデルを展開しており、採用PCについては7月公開の
レビュー記事でも紹介している。
一方で、現在も多数の問い合わせが寄せられているというGeForce RTX 5090の水冷化は難航した。GeForce RTX 4090から一新された基板デザインや発熱の増大などが影響し、製品化までには半年以上を要することとなった。
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今回披露された「Hydro LC Graphics Plus RTX 5090」は、アルミ製ケースとクイックリリース機構を備えたラジエーターを組み合わせた水冷仕様だ。ラジエーターは120mmファンを3基搭載する360mmサイズで、GeForce RTX 5090とは思えないほどスリムな2スロットデザインに仕上げられている。 採用されている水冷パーツは、ドイツに本社を置くLYNK+製。サイコム担当者がCOMPUTEX 2025の会場で直接交渉し、共同開発が実現したという。
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なお、テスト機でパフォーマンスを確認したところ、高負荷時のGPU温度は約60℃前後(アイドル時は20℃台後半)にとどまり、優れた冷却性能を発揮していた。今後は、ラジエーターに搭載されているファンをNoctua「NF-A12x25」から、最新モデルの
「NF-A12x25 G2」へ変更するなど、さらなる改良も検討しているという。
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搭載BTOは、CPUとグラフィックスカードのデュアル水冷PC「G-Master Hydro」シリーズや、ワークステーション「Lepton」シリーズなどを予定。現在は11月中の発売を目指し、開発は最終段階に入っている。
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| ASRock「X870 Taichi Creator」や8Kキャプチャカードを採用する「Lepton」シリーズにも採用される |