左側面と右側面をそれぞれ確認
次に両側面を確認してみよう。まず正面「左側面」を見ると、通気孔が2つとそれぞれにプラスチック製フィルターが装着されている。この部分は冷却ファンの増設スペースで、詳細については冷却ファンセッションで解説しよう。
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正面「左側面」の様子
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そして「右側面」にも2つの通気孔が設けられているが、左側面とは違いプラスチック製フィルターは1枚で2つ分がカバーされている事が分かる。このように使い分けをしている理由は分からないが、いずれもスリットのデザインはどこかクラシカルな雰囲気を感じさせる。
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正面「右側面」の様子
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通気孔が設けられたトップパネル
スチール製トップパネルは、後方折り返し部分の左右端に各1本のインチネジで固定されている。工具不要のハンドスクリューではなく、内部構造部でも使用されているシルバーのネジで、これを緩めることでトップパネルは簡単に取り外しができた。

FLP01で最も面積の広い構造物は、実測で幅約440mm、奥行き約335mm。シンプルなスチール板の後方には正方形に打ち抜かれた通気孔があり、トップフロー型CPUクーラーやVGAクーラーの吸気をアシストしている。
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トップパネル内部。中央付近に貼り付けられているラバーは、クロスバーと金属同士の接触を避けるためのクッション
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リアパネルのレイアウト
スリムな背面に回り、リアパネルのレイアウトを確認しよう。右側の大きな開口部は電源ユニットの搭載スペースで、中央は垂直レイアウトの拡張スロット、左端は上段が冷却ファン増設スペースの通気孔、その下に位置する長方形のカットはマザーボードのバックパネル用になる。およそ横置きPCケースのスタンダードなレイアウトで、これをみる事で内部設計が想像できるだろう。
ボトムパネルデザイン
最後に本体裏面から、ボトムパネルをチェックする。筐体四隅には台座(インシュレーター)が装着されているものの、前後は異なるデザインのパーツがチョイスされていた。前方の左右は円形のインシュレーターで直径は約40mm。設置面にはウレタン素材が貼り付けられており、高さは約10mmだった。そして後方の左右はやや円錐形の滑り止めゴムのようなもので、直径約19.5mm、高さ約10mmだった。
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左が前方のインシュレーター、右が円錐形のゴム
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前方は外周がシルバーのプラスチック製で、恐らく設置状態の見映えを考慮したもの。後方には特に装飾がなく、高さを揃えるためのゴムを採用している点は、SilverStoneの合理的な設計思想が反映されている。なおその他、ボトムパネルで特筆すべき部分は見当たらなかった。