FLP01のストレージ収納力は決して高くはない。ただし"低い”とも言えず、限られたスペースを有効に活用しようとする設計が見て取れる。
「ODDブラケット」は、いにしえのストレージ機器であるFDD(フロッピーディスクドライブ)を模した装飾として搭載されている、フロントパネル右手の裏に固定されていた。
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| 片側にスプリングを備えた光学ドライブベイカバー。この裏手にはFLP01のストレージ収納力の中心である「ODDブラケット」が計4本のネジで固定されている |
シャーシ中央の構造体「クロスバー」とシャーシ右端、左右各2本のネジで固定されているODDブラケットを取り外すと、一目で吊り下げ式のブラケットである事が想像できる。各所にはネジ穴が設けられ、丁寧に観察してみるとおおよそ、その役割が分かってくる。

最終の組み込みセッションで実際にストレージを搭載して解説するが、ここには5.25インチ光学ドライブを筆頭に、3.5インチHDD、2.5インチSSDが搭載可能。さすがに排他仕様だけに、搭載可能数や組み合わせに決まりはあるものの、製品サイトに"ユニバーサルドライブケージデザイン”と紹介するだけの多彩さは感じられる。なお内訳については、ストレージを搭載したイメージを見ながらご紹介することにしよう。
正面左手前方、電源ユニット搭載エリアの延長部分に該当する底面には、2.5インチSSD x1台分の搭載スペースが用意されている。空きスペースを有効活用しようとする設計思想が明確に表れた部分で、ネジ穴の周囲に立ち上げをつけたバーリング加工を施し、4つの穴に2.5インチSSDを底面からネジ留めを行う。最もシンプルかつ確実に固定できる上、周辺構成パーツとの干渉がないとあって、積極的に活用したい。
| 底面ベタ置きだけに、裏面からネジ留めを行う事になる。実際に作業では、2.5インチSSDのネジ穴の位置合わせに手間取りはしたものの、決して難易度が高いものではなかった |
ただし、ひとたび構成パーツ一式を組み込むとケーブル類の中に埋もれる可能性が高く、アクセスはしにくくなる。さらに底面4本のネジ留めはネジ穴が合わせにくく、本体を立てての作業は構成パーツを組み込む前の身軽な状態が望ましい。搭載を想定しているなら、早めに固定作業を済ませておきたい。
拡張スロットはATX規格に合わせ、垂直方向に全7段が装備されている。独立した拡張スロット金具にはスリットが設けられ、通気性が確保されている。 さらに水平方向にも1段の拡張スロットを装備。この活用法については、マザーボードのUSBヘッダに内部接続し、RS232ポートを2口増設する
「ECD01」(型番:SST-ECD01)など、拡張スロット向け増設機器向けとされる。もっとも選択肢は限られているものの、ここにも空きスペースを有効活用する試みが感じられる。
ここで組み込みに使用するFLP01の付属品を確認しておく。使用するネジは合計5種類で、ボディ色を意識してシルバー色に統一。3.5インチHDD固定用ネジ等はモデル専用(とは言えよく見る形状)で、それ以外は容易に代替え品が見つかる一般的なもの。これ以外に3.5インチHDD固定時に使用するゴムブッシュ「3.5″ HDD Mounting Rubber」と、いわゆる結束バンド「Cable ties」が付属。ネジ類は透明な袋へ一緒くたに詰め込まれ、ジッパー袋に収められている。
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| 3.5" HDD Mounting Rubber | Motherboard standoff |
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| Mounting for 3.5" HDD,motherboard,PSU | Mounting for 5.25" ODD |
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| Mounting for 2.5" SSD | Mounting for 3.5" HDD |
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| Cable ties |