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Palit「GeForce RTX 5060 Ti 16GB Infinity 3」(型番:NE7506T019T1-GB2061S)
製品情報(Palit)
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GDDR7メモリを採用し、メモリ帯域は従来から1.5倍以上も向上
NVIDIAから、Blackwellアーキテクチャを採用する最新ミドルレンジGPU
「GeForce RTX 5060 Ti」が登場した。2025年3月にリリースされた
「GeForce RTX 5070」の下位モデルで、GPUコアには「GB205」からトランジスタ数を311億→219億に削減したコンパクトな
「GB206」を採用する。
それに伴いCUDAコア数は6,144基→4,608基、RTコアは48基→36基、Tensorコアは192基→144基へと約75%に縮小。さらにメモリバス幅も192bit→128bitに変更されるなどの差別化が図られている。その分TGPも250W→180Wへと70Wも低下しており、ミドルレンジのグラフィックスカードらしく扱いやすくなった。
ちなみに先代モデル
GeForce RTX 4060 Tiとの比較では、コア数は約6%と微増に留まる。ただし、ビデオメモリに高速なGDDR7を採用したことで、メモリスピードは18Gbps→28Gbpsへと50%以上も高速化され、メモリ帯域が狭いという欠点はかなり解消された。さらに最新超解像技術DLSS 4による
「マルチフレーム生成」を組み合わせることで、最大で2倍のパフォーマンスを発揮するという。
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GeForce RTX 5060 Tiでは、先代からフレームレートが2倍に向上している一方で、レイテンシは削減されている
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その他、主なスペックはベースクロック2,310MHz、ブーストクロック2,572MHz、L2キャッシュは32,768KB、バスインターフェイスはPCI Express 5.0に対応。ビデオメモリの容量は8GBに加えて、GeForce RTX 5070を超える16GBの大容量モデルがラインナップされている。
また下位モデルとして
「GeForce RTX 5060」も来月より販売が開始される予定。CUDAコア数はGeForce RTX 5060 Tiの8割強となる3,840基、ビデオメモリの容量も8GBのみだが、その分299ドルと安価なことから、価格を重視するユーザーには気になる存在だろう。
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オリジナルトリプルファンクーラーを搭載するPalit「GeForce RTX 5060 Ti 16GB Infinity 3」。GPUクロックはベースクロック、ブーストクロックとも定格動作
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なおNVIDIAのオリジナルモデル「Founders Edition」は用意されておらず、今回貸出された評価サンプルは16GBのビデオメモリを搭載するPalit
「GeForce RTX 5060 Ti 16GB Infinity 3」だった。