ツールフリーで着脱できる両サイドパネル
両サイドパネルを順に見ていくと、まず左側は4mm厚の強化ガラスを採用。外形寸法は幅約440mm、高さ約490mmの長方形で、左右にはコの字型のスチール枠を備え、プロテクターの役割を兼ねている。なおベゼル幅は4辺ともに約23mmで、シャーシには下部2箇所の凸部を引っ掛け、上部2本のsnap-fit clipsで固定するツールフリータイプだった。

右側はスチール製で、前後の縦列は正方形のパンチング加工が施された通気孔仕様とした。内側にはそれぞれマグネット固定式の大判ダストフィルター(幅約150mm、高さ約460mm)を備え、メンテナンス性も考慮されている。なおシャーシへの固定方法は強化ガラス製の左側面同様。固定自体はしっかりできるので、重量のある強化ガラスでも問題はない。
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右側面内側に装着されたマグネット固定式の大判ダストフィルター。出荷時は養生テープが貼り付けられていた
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思いのほかスッキリなリアパネルデザイン
右側面斜めからリアパネルの様子をチェックしておこう。上段右手の通気孔には標準装備の120mmファンがあり、その左手はマザーボードのバックパネル用開口部。中段には拡張スロットが積み重なり、下段の大きなカットは電源ユニット搭載スペースに割り当てられる。両サイドパネルはツールフリーの固定式だけに、リアパネル面にはトップパネル固定用のハンドスクリューが2本だけ露出されるのみ。比較的スッキリした印象を受ける。
大判ダストフィルターを備えたボトムパネル
本体底面で目に付くのは、大判のダストフィルター。素材はプラスチック製で、外形寸法は実測で幅約145mm、長さは約390mm(突起部含まず)にもおよぶ。着脱は後方へのスライド式だけに、背面方向にスペースがない場合は着脱に苦労しそうだ。

四隅の台座はプラスチック製で、設置面には滑り止めのラバーを装着。ボトムパネルまで約25mmかさ上げすることで空間を設け、吸排気をスムーズに行う事ができる。
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設置面に装着されたラバーは幅約30mmで、長さは前が約82mm、後ろが約63mmだった
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