複数のトピックを携えてデビューした「CH260」
今回取り上げる
「CH260」は、MicroATX規格のマザーボードに対応したコンパクトなPCケース。従来のCube型ケースと比べて奥行きがあり、Mini-ITX対応のミニPCケースとも一線を画す。そのため
ボックス型PCケースと表現したほうが、形状のイメージとしてはよりしっくりくるかもしれない。
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CH260(型番:R-CH260-BKNGM0-G-1) 市場想定売価税込10,580円(2025年4月18日発売)
製品情報(DeepCool / 株式会社アユート)
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国内市場では今年
4月16日付プレスリリースで発売をアナウンス。ほどなく4月18日から販売が開始された。なお国内代理店の株式会社アユートによれば、CH260は2024年12月に発売されたMini-ITX規格対応
「CH160 MESH」がベースとされ、MicroATX規格対応にすることで、拡張性および汎用性を向上させている。もちろん内部容積が拡大すれば、冷却性能のアップグレードも期待できるというワケだ。
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2024年12月11日付プレスリリースで発表されたMini-ITXケース「CH160 MESH」シリーズ。市場想定売価はブラック色が税込7,800円、ホワイト色が税込8,780円
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CH260の最大の特徴は、複数のフルスチールメッシュパネルを採用することで、高いエアフロー環境を実現している点にある。加えて、現時点では対応製品が限られているMicroATX規格の背面コネクタマザーボードをサポートしており、対応する数少ないPCケースとしても貴重な存在と言えるだろう。このように、CH260は複数のトピックを携えた注目の製品であることは十分に理解頂けたのではないだろうか。
カラーバリエーションは今回取り上げる
ブラック(型番:R-CH260-BKNGM0-G-1)と
ホワイト(型番:R-CH260-WHNGM0-G-1)で、市場想定売価は前者が税込10,580円、後者が税込11,800円に設定されている。
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CH260 WH(型番:R-CH260-WHNGM0-G-1) 市場想定売価税込11,800円(2025年4月18日発売)
製品情報(DeepCool / 株式会社アユート)
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スペック表に見るDeepCool「CH260」
実機に触れる前に、スペック表を確認しながらCH260の概要を把握しておきたい。対応マザーボードはMicroATXおよびMini-ITXで、冒頭でも触れたとおり、背面コネクタマザーボード(MicroATX)に対応。長方形のボックス型PCケースによる"究極の魅せるPC”が構築できるベース筐体として、既に貴重な存在と言えよう。
主素材はSPCCで、副素材にABS樹脂、さらに左側面には強化ガラスを採用。外形寸法は幅225mm、奥行き438mm、高さ312.5mmで、重量は5.3kgとされる。

なおパッケージサイズは幅約290mm、奥行き約490mm、高さ約370mmで、店頭購入からの持ち帰りはカート無しでも問題ないだろう。
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外装パッケージはDeepCool共通の茶箱に差し色のエメラルドグリーン。CPUクーラーならこれに"腰巻き”がつく
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