合計17フェーズ電源搭載、Wi-Fi 7にも対応するASUS「TUF GAMING B850-PLUS WIFI」
「Silent-Master NEO B850A」が標準構成で採用しているマザーボードは、AMD B850チップを搭載するASUSの人気シリーズ最新作
「TUF GAMING B850-PLUS WIFI」だ。
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80A対応Power Stage(DrMOS)を採用する14+2+1フェーズ構成の電源回路を搭載したマザーボードで、広い放熱面積をもつ大型のVRMヒートシンクも装備。最大8,000MHzに対応するDDR5メモリスロットを実装し、ストレージはPCI Express 5.0対応スロットをはじめとする合計3基のヒートシンク付きM.2スロットを備えている。
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「Silent-Master NEO B850A」のバックパネルインターフェイス
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そのほか、ネットワークは2.5ギガビット有線LANとWi-Fi 7に対応。最新世代のマザーボードらしく、グラフィックスカード用のクイックリリース機構「PCIe Slot Q-Release」や挿し込むだけのWi-Fiアンテナ「Q-Antenna」など、複数の便利ギミックを備える点も特徴だ。
DDR5-5600MHz対応のメジャーチップ採用メモリを実装、最大256GB構成も
標準構成におけるメモリは、メジャーチップを採用するDDR5-5600 16GB。評価機には5,600MHz動作に対応するCrucial製の32GBキット(16GB×2)が組み込まれていた。なお、カスタマイズメニューではヒートスプレッダ付きなど複数ラインナップが用意され、容量は最大256GB(64GB×4)構成を選択することもできる。
PCIe 4.0対応のCrucial「T500」を標準装備。PCIe 5.0対応モデルも選択可
「Silent-Master NEO B850A」のストレージは、標準でPCI Express 4.0(x4)に対応する
Crucial「T500」シリーズの1TBモデル「CT1000T500SSD8」が採用されている。主なスペックはシーケンシャル読込最大7,300MB/s、同書込6,800MB/s、ランダム読込1,150,000 IOPS、同書込1,440,000 IOPSというもの。
ちなみにカスタマイズメニューでは、CrucialのほかWestern DigitalやSamsung製の人気モデルを多数ラインナップ。PCI Express 5.0対応SSDもチョイス可能だ。また、標準ではM.2 SSDのみなものの、追加で最大8TBの大容量HDDなどをオーダーして組み込むこともできる。
静音認証取得のASRock製GOLD電源「Steel Legend SL-850G」を搭載
「Silent-Master NEO B850A」の標準構成において、電源ユニットは80PLUS GOLD認証を取得したAntecの650Wモデル
「NeoECO Gold NE650G M」が採用されている。ただしグラフィックスカードを上位モデルに変更した場合は、それに見合う容量に変更しないと注文を完了させることができない。誤って無理のある構成を選択することがないように、セーフティが盛り込まれているというわけだ。
なお、評価機はグラフィックスカードがGeForce RTX 5070 Tiに変更されていることから、電源ユニットもASRockの
「Steel Legend SL-850G」に増強されていた。80PLUS GOLD認証を取得した850Wモデルで、Cybenetics LAMBDA静音認証も取得した静粛さも特徴だ。