ベンチマークテスト:モンスターハンターワイルズ
ゲーム系検証のラストは、人気ハンターアクションの最新作「モンスターハンターワイルズ」の公式ベンチマークテストで締めくくろう。グラフィックスプリセットは「ウルトラ」、フレーム生成はON、アップスケーリング「NVIDIA DLSS」、アップスケーリングモード「バランス」、レイトレーシング「高」に設定し、解像度はフルHD/WQHD/4Kの3パターンで計測を行った。
フルHDとWQHDにおいて“非常に快適にプレイできます”の指標を満たすスコア20,000以上を楽々クリアしたほか、その水準にはあと一歩届かないものの4Kでも“快適にプレイできます”の基準を満たしている。平均フレームレートも4Kですら100fpsに達しており、Ryzen 7 9800X3D&GeForce RTX 5070 Ti構成のマシンなら、モンスターハンターワイルズの快適プレイは間違いなしだ。
ベンチマークテスト:UL Procyon AI Image Generation Benchmark
ゲーム系の検証が一段落したところで、「Silent-Master NEO B850A」のAI処理性能を画像生成テストの「UL Procyon AI Image Generation Benchmark」を使用してチェックしよう。GPUはGeForce RTX 5070 Ti TensorRTを選択し、高解像度に対応した最新バージョン「Stable Diffusion XL(FP16)」で計測を行った。
解像度1,024×1,024ドットの画像16枚を1枚ずつ生成するテストで、全体スコアは3,219。ビデオメモリ16GBのGeForce RTX 5070 Tiを搭載しているだけはあり、総合的な所要時間が186.348秒、画像生成速度は11.647 s/imageと、十分に現実的な生成速度になっていた。GeForce RTX 50シリーズが選択できる「Silent-Master NEO B850A」のAI性能は、画像生成にも有効活用できそうだ。
ベンチマークテスト:VRCMark v2
続いては人気のソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」から、ゲーム内ベンチマークの「VRCMark v2」を使用して「Silent-Master NEO B850A」のVR性能を検証する。VR機材は「meta Quest 3」(Steam VRモード)で、ワールド推奨である片目解像度2,496×2,592ドット、リフレッシュレートは120Hzに設定した。
中程度のCPU負荷がかかる「Room C1」では平均103fps、高いCPU負荷がかかる「Room C2」でも64.5fpsをマーク。3D V-Cacheが平均フレームレートにしっかり反映されているようで、参加人数の多いイベントでも快適に動作するだろう。
また、中程度のGPU負荷のかかる「Room G1」では平均81.2fps、高いGPU負荷がかかる「Room G2」では60.4fpsをマーク。繊細な描画がされる景観重視のワールドでもしっかりとfpsをキープしており、動作中にカクつきが発生する心配はなさそうだ。