特徴的な円筒形の透明樹脂ケースを開封し、本体を取り出して外観を細部まで確認していこう。今回の検証機はホワイトモデルだ。ホワイト系PCパーツのブームはひと段落した感もあるが、ジェットエンジンを模したディテールゆえに、航空機用エンジンを想起させるホワイト基調のカラーを選択した。
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| 大型航空機が採用するジェットエンジンにも似た、ホワイト色のZET5。ABS樹脂製カウルの円周部にはLEDイルミネーション機能を備えている |
冷却機器としてのスタイルは、COMPUTEXで同時発表された「ZET 3」同様のサイドフロー型CPUクーラー。実際にヒートシンク形状はまったく異なる事はのちほど触れるが、受熱ベースからヒートパイプが立ち上がり、円形ヒートシンクと前後の冷却ファンで構成されている。
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| 冷却ファンの吸気側の様子。冷却ファンについては後ほど詳しく解説していこう |
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| 冷却ファンの排気側の様子。こちらはいわゆるリバースファンが採用されている |
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| ヒートシンクの大部分を多うABS樹脂製カウル。中央部にはアドレサブルRGB LEDイルミネーションのギミックを内蔵する |
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| カウルのヒートパイプ出入り口付近はカットされていた |
ジェットエンジンを彷彿とさせる、ABS樹脂製のカウルに着目してみよう。一見、冷却性能には大きく影響しない装飾品として片付けてしまうところだろう。一方で、ヒートシンクの大部分をカプセル状に閉じ込めてしまう格好だけに、実は冷却を司る重要ポイントなのかもしれない。

シボ加工によるマットな質感が特徴のカウルは、アルミニウム製ヒートシンクに対し、片側4本の専用ネジでしっかりと固定されている。なお、ユーザーがマザーボードへの取り付け作業の際にカウルを外す必要はない。むしろ取り外しは“改造行為”にあたるため、おとなしく外観を眺めるにとどめておきたい。
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| カウルにはZALMANの文字とロゴがプリントされていた |
そうは言ってもヒートシンク形状はしっかり確認する必要がある。そこで本稿では代理店である株式会社アスク(本社:東京都千代田区)の了解のもと、ABS樹脂製のカウルを取り外してみた。
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| 前後の冷却ファンと共にカウルを外した状態のZET5。なおヒートシンクと冷却ファンについての詳細はのちほど解説する |
ABS樹脂製のカウルは前後一対で構成され、ひとつの筒状を形成している。これによりラウンド形状のヒートシンク全体を包み込み、その前後に冷却ファンを装着することで「ZET5」が完成する仕組みだ。