
ここからは、NH-D15 G2 chromax.blackを実際のPCに組み込み、実動テストを行っていく。とはいえ、すでに
「NH-D15 G2」および
「NH-D15 G2 LBC/HBC」の検証を通じて、各プラットフォームのハイエンドCPUに対する冷却性能は確認済みだ。 そこで今回はやや趣向を変え、コンシューマ向けCPUの中でも特に消費電力と発熱が大きいCore i9-14900Kを使用。Power Limitを定格から引き上げた状態で、空冷クーラー最高峰とされるNH-D15 G2 chromax.black(およびNH-D15 G2)がどこまで対応できるのか、その限界を探ることにした。
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| Long Duration Power Limit(PL1)とShort Duration Power Limit(PL2)はいずれもUEFI BIOSから手動で設定 |
なお、Power Limitの設定はUEFI BIOSから手動で行った。今回はCore i9-14900KのMaximum Turbo PowerであるPL1/PL2=253Wを基準とし、260W、270W、280W、290W、300Wの計6段階で検証を実施している。

Core i9-14900KのMaximum Turbo PowerであるPL1/PL2=253W動作時、Package Powerの平均値は250W前後で推移するが、瞬間的には280Wを超える場面も確認された。それでもCPU温度は最大で93℃に留まっており、NH-D15 G2 chromax.blackであれば、コンシューマ向けCPUの中でも最大クラスの消費電力と発熱を持つCore i9-14900Kに対しても、十分な冷却性能を発揮できていることが分かる。

PL1/PL2を260Wに設定した場合、Package Powerの平均値は約257Wとなり、瞬間的な最大値も290Wまで上昇した。CPUの平均温度は約84.1℃、最高温度も95℃に留まっており、253W動作時と比較しても、この程度の差であれば冷却性能への影響は小さいと判断できる。