銅製の大型ベースプレートには、前述の通り6mm径の銅製ヒートパイプが7本実装されている。これまでの各シリーズからさらにヒートパイプ本数を増強することで、ベースプレートから吸い上げた熱を、より素早くヒートシンク全体に伝える設計だ。
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| ベースプレートの幅いっぱいにビッシリと実装された7本のヒートパイプ |
またそれぞれのヒートパイプには、最新技術の「Core Touch Technology 2.0」(CTT 2.0)が採用されている。従来から形状を変更して隙間なくパイプを並べることで、単位面積あたりのパイプ本数を増加させつつ接触性を改善。これにより熱伝導率は従来比で12%も向上したという。 また、メモリスロットへの干渉を防ぐためのオフセットデザインを採用。各ヒートパイプがリアインターフェイス側へ傾けて実装されている。
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| ヒートシンクをマウントするブラケットは、ベースプレートの中心にネジで固定されていた | |
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| ヒートシンク全体に効率よく熱を伝えるため、フィンを一定の間隔で貫くように曲げ加工が施されている |
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| ヒートパイプはオフセットデザインにより、リアインターフェイス側に傾斜するように取り回されている |
ヒートシンクの放熱を担う冷却ファンは、高品質なHydro Bearingと3相6スロット4極モーターを備えた120mmファン「DF1202512CH」を搭載。ブレードは7枚構成で、フレームの四隅には防振用ラバーパッドの「フルカバーラバーパッド」が装着されている。
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主なスペックは、回転数は0(5%)~500±200(10%)~2,700±10%rpm(100%)、風量は最大77.23CFM、静圧は5.13mmAq、ノイズレベルは21.0/28.8/36.0dbAというもの。低PWM(5%)時に回転を停止することで騒音を抑えつつ消耗を防ぐ「0-RPM スタート/ストップ」、電源投入から8秒ほど逆回転してファンブレードおよびヒートシンクをクリーニングする「ACT(Activate Clearing Tech)」機能に対応している。
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また、「DeepCreative」ソフトウェアを使用することで、AIチューニングによる冷却が設定可能。静音性と冷却性能のバランスを自動調整する「AIスマートモード」のほか、使用シーンに応じて4プリセットからモードを選べる「オートモード」が利用できる。
「AK700 DIGITAL NYX」を実際に組み込む前に、製品に同梱されている付属品各種をチェックしておこう。マザーボードへの取り付けに使用するリテンション各種は、平たい茶箱にプラットフォームごとに分かれて収納されており、混同する心配はない。 なお、マニュアルには各種パーツの名称が記載されておらず、それぞれにアルファベットが振られているのみ。ここでは便宜上、一般的な名称をつけて紹介していく。
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| Intelプラットフォーム用メタル製バックプレート(C) | Intelプラットフォーム用マウンティングプレート(E) |
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| Intelプラットフォーム用スタンドオフ(D) | マウンティングプレート固定用サムスクリュー(H)※Intel/AMD共用 |
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| AMDプラットフォーム用マウンティングプレート(F) | AMDプラットフォーム用スタンドオフ(G) |
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| L字型プラスドライバー(K) | サーマルグリス(I) |
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| マニュアル | 付属品が収められていた茶箱 |