電力無制限の設定でも冷却性能をチェック
Package Powerが250Wを超えるCore Ultra 9 285Kの「Intel Default Mode」設定でもまだ余力が残されていた「MINECUBE 360 Ultra ARGB Sync Snow」。そこで、Power Limitが事実上無制限になる「ASRock Extreme Mode」を選択した場合でも冷却性能を確認してみることにした。
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「ASRock Extreme Mode」ではPL1、PL2とも事実上無制限となる4,095.9Wに設定される
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Package Powerが215W前後で推移する「Cinebench 2026」の結果は平均温度が73.1℃、最高温度が79℃で「Intel Default Mode」から大きな変化はない。一方、「OCCT 15.0.13」では、Package Powerが300W前後まで上昇している。それでも平均温度は約93.5℃、最高温度は100℃で、CPUが許容する最高温度の105℃まで上昇することはなかった。
ファンの回転数はいずれのテストでも「Intel Default Mode」と同じ2,200rpm前後まで上昇した。
「リバースブレード」搭載時の冷却性能と騒音値をチェック
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冷却ファンのブレードを「リバースブレード」に変更
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テストセッションのラストは、冷却ファンのブレードを「リバースブレード」に変更した場合のCPU温度と騒音値を確認していこう。なおCPUはCore Ultra 9 285Kを「ASRock Extreme Mode」に設定し、ストレステストには「OCCT 15.0.13」を使用している。
「標準ブレード」に比べると「リバースブレード」の平均温度は約1.5℃高くなった。しかし、最高温度は105℃に達することはなく冷却性能に不安はない。また騒音値は「リバースブレード」のほうが平均約2dBA低くなった。
4面ディスプレイという“強烈な個性”が光るAIO水冷
湾曲モデルやサイズの大型化など、ディスプレイに工夫を凝らしたオールインワン型水冷ユニットが増えている中にあって、4面ディスプレイを搭載する「MINECUBE 360 Ultra ARGB Sync」は、間違いなく唯一無二の存在だ。
設定内容が本体ではなくソフトウェア側に保存される仕様のため、「TT LCD Screen」を常に起動しておく必要がある点は好みが分かれる。一方で、ソフトウェア自体の完成度は高く、表示設定のカスタマイズやオリジナルプロファイルの作成も直感的で、初心者でも扱いやすい。
もちろん、360mmサイズラジエーターのオールインワン型水冷ユニットとして冷却性能も十分だ。加えて、VRMファンを搭載することで、オールインワン型水冷ユニットの弱点とされがちなCPUソケット周辺の冷却にも配慮されている。価格は高価だが、ピラーレスやオープンフレームのPCケースで、視覚表現を重視した“魅せるPC”を構築したいユーザーにとって、「MINECUBE 360 Ultra ARGB Sync」は是非検討したい製品だ。
提供:Thermaltake Technology
株式会社アスク