ここからはパッケージより本体を取り出し、PRIME AP303の外観デザインから検証を開始しよう。ここ数年の新製品で主流となっているピラーレスデザインとは異なり、全身メッシュ仕様とした外観は、エアフローを重視した設計であることが一目で分かる。派手な主張を前面に出すタイプではないため、ゲーミング用途に限らず、オフィスユースまで視野に入れた製品と言えるだろう。
PRIME AP303の象徴と言えるのが、全身メッシュ仕様の外観だ。PCケースの顔となるフロントパネルには、直径1.5mmの円形パンチング加工による通気孔が全面に施されている。そして、プラスチック成型による立体的な装飾を排し、フラットな形状のフロントパネルにはスチール板を採用。シャープでクールな印象を与えるデザインにまとめられている。

スチール製のフロントパネルは着脱式を採用している。固定は左右各3箇所に設けられた樹脂製キャッチ(スナップフィット)によるツールフリー仕様で、下部の隙間に指を掛け、手前に引き剥がすことで簡単に取り外しができる。さらに、シャーシ側のフロント面には正方形のパンチング加工が施されており、吸気性能が確保されている。

ちなみにフロントパネルの実測サイズは、幅約215mm、高さ約400mm。左右側面は曲げ加工により内側に折り込まれた構造になっており、ダストフィルターは装着されていない。製品サイトによると、メッシュパネルは、ほこりの侵入を最小限に抑える設計とされている。
直径1.5mmの円形パンチング加工が施された通気孔の上部エリアには、各種スイッチおよびフロントアクセスポートが集約されている。

詳細をみていくと、中央の正方形ボタンがPowerスイッチで、その左隣に円形のResetスイッチを配置。ポート類は、中央右側にUSB 3.2 Gen 1 Type-Aを2ポート、中央左側にヘッドホン+マイクのコンボジャックを備える。さらにUSB 3.2 Gen 2x2 Type-Cも1ポート搭載されている。
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| USB 3.2 Gen 2x2 Type-Cコネクタ | USB 3.2 Gen 1 Type-Aコネクタ |
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| F-PANELコネクタ | HD Audioコネクタ |
スチール製のトップパネルにも、直径1.5mmの円形パンチング加工が施されている。フロントと同様、通気性を重視したメッシュ仕様で統一されている点が特徴だ。 一般的にPCケースのエアフロー確保には、PRIME AP303が採用するようなメッシュタイプと、スリットタイプの2パターンが存在する。メッシュタイプはパンチング加工を多用するため、必然的にスチール素材が用いられる。一方、スリットタイプは鋭利なカット部分の処理を考慮し、プラスチック成型とするケースが多い。素材の違いによる特性ではあるが、こうした選択が最終的な外観デザインにまで影響を与える点は興味深い。

スチール製のトップパネルもツールフリーで着脱可能な構造となっており、左右各3箇所に設けられた樹脂製キャッチ(スナップフィット)による固定方法が採用されている。パネルサイズは実測で、幅約215mm、奥行き約485mm。なお、フロントパネルと同様にダストフィルターは装着されていない。