両サイドパネルはいずれもスチール製。そして興味深いのは、左右でまったく同一のパネルが採用されている点だ。外形寸法は実測で幅約475mm、高さ約397mm。大部分がパンチング加工による通気孔で構成されており、直径1.5mmの円形仕上げは左右共通だった。 左右で同一パネルを使用する構成は、コスト面で有利なだけでなく、デザインの統一感という点でも合理的だ。外観上のバランスを崩すことなく、通気性を確保している点は、PRIME AP303のデザインテーマでもある。

なお、シャーシへの固定はツールフリーによる着脱式を採用。下部をレールに引っ掛け、上部は樹脂製キャッチ(スナップフィット)による2点留めとすることで、簡単に取り外しができる。組み込み作業時、またはメンテナンス時の利便性は高い。
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| 両サイドパネルの左上には「ASUS PRIME CASE」の文字がスクリーン印刷されている |
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| ダストフィルター不要の直径1.5mm円形パンチング加工は、光の角度により内部がうっすらと透けて見える |
続いて背面に回り、リアパネルのレイアウトを確認していこう。まず違和感を覚えるのは、ミドルタワーPCケースで一般的な電源ユニット用の開口部が見当たらない点だ。代わりに左上部には3ピンのインレットが縦方向に固定されており、電源ユニットが内部に配置される構造であることが分かる。 さらに全体を見ると、正方形のパンチング加工をベースに、右上部には冷却ファン、左側にはマザーボード用バックパネルのカットアウト、左下には拡張スロット金具が配置されている。このレイアウトからも、PRIME AP303が一般的なミドルタワーとは異なる、独自の内部構造を採用していることがうかがえる。
本体を逆さまにしてボトムパネルを確認する。フロントおよび左右のサイドパネルには直径1.5mmの円形パンチング加工が施されていたが、ボトムパネルにはリアパネルと同様、正方形のパンチング加工による通気孔が採用されている。このエリア全体を覆う形で、マグネット固定式の大判ダストフィルター(実測で幅約148mm、長さ約408mm)が装着されていた。 また、四隅にはプラスチック製のインシュレーターを備え、脚高は約25mm。設置面との間に十分な空間を確保することで、ボトムファンを増設した際の吸気効率を高める設計が採用されている。
| 四隅に装着された、プラスチック製のインシュレーター(台座)。設置面には約22mm四方の滑り止め用ラバーが装着されていた |