ここで、CPUクーラーの有効スペースを計測してみよう。計測には従来通り、CPUの上にレーザー距離計を設置。左サイドパネルの内側に見立てた赤いテープを貼り、CPU上空のクリアランスを計測した。 CPUクーラーの有効スペースは高さ165mmまで。これに対し、レーザー距離計のデジタルは167mmを表示した。数値はほぼ公表値通りで、ハイエンドクラスの大型サイドフロー型CPUクーラーも搭載できるだろう。

次にマザーボードトレイ背面に回り、CPUクーラーメンテナンスホールの開口部を計測してみた。結果は幅約170mm、高さは約135mmで、Socket AM5マザーボード備え付けのバックプレートは完全に露出。Socket AM5よりひとまわり小さいIntel LGA1700/1851のマウントホール(78x78mm)も干渉することなく、十分に露出できそうだ。
CPUの冷却には、オールインワン型水冷ユニットを採用する。PRIME AP303はトップとリアの2箇所にラジエーターを搭載可能だが、多くのユーザーは冷却効率に優れるトップパネルを選択することになるだろう。 搭載テストには
ASUS「PRIME LC360 ARGB」を使用した。2024年11月に発売された360mmサイズのラジエーターモデルで、高いコストパフォーマンスを特徴とする。
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| 360mmサイズのラジエーター(長さ約397mm、厚さ27mm)はスリットタイプのネジ穴を利用して固定。位置調整が可能なため、すべてのネジ穴を使って確実にネジ留めできた |

組み込みやすさはAIO水冷ユニット側の設計にも左右されるが、PRIME LC360 ARGBではウォーターチューブの適度なしなやかさと長さにより、取り回しは良好だった。冷却ファンを装着した状態のラジエーターも、先に搭載した電源ユニットと干渉することなく固定できている。 また、ウォーターブロックの高さは68.5mmで、CPUソケットへの装着も問題がない。搭載後の周辺クリアランスについては、あらためて計測する必要を感じないほど余裕があった。
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| ウォーターチューブと電源ユニットの位置関係。互いにストレスなく共存できていることがわかる |