「PRO X2 SUPERSTRIKE」の仕様や外観をチェックしたところで、ここからは気になる使用感について掘り下げていこう。今回は、日々多くのゲーミングマウスに触れ、その特性やストロングポイントを熟知しているショップ店員を代表して、
パソコンSHOPアークのマウスフリーク2名にリポートを依頼。実際に試した際の使用感について、存分に語ってもらった。
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| パソコンSHOPアークのベテラン店員にして、ゲーミングマウスを語らせたら同店でも右に出る者はいない磯田さん。特にロジクール「PRO」シリーズの愛好家で、歴代モデルのすべてを使ってきた |
クリックした際の感触やアクチュエーションポイント(AP)を変更できること自体が新鮮なわけですが、それによって持ち方の幅が広がったことも大きいと思います。 これまでのスイッチをもつマウスの場合、ボタンの先端と手前ではクリック感がまったく別モノでした。先端側では軽くクリックできる反面、手前側ではより深く押し込む必要がありますよね。だから例えマウス形状が万人向けであっても、クリック感の影響から実質的に持ち方を制限される場合がほとんどだと思います。
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| 浅めにグリップした場合はボタンの手前側に指が当たるものの、設定次第で軽快なクリックが可能。「従来のPROシリーズではクリックの違和感から避けていた持ち方ながら、SUPERSTRIKEではこのグリップでも問題なく運用できた」とのこと |
ところが「PRO X2 SUPERSTRIKE」では、スイッチがリニアに押し下がるためAP手前で大きな荷重が必要になることもなく、ボタンの先端と手前でクリックの感触や重さが変わるということもほぼありません。それにそもそもAPの深さや感触(触覚フィードバック)の強さを変えられるわけですから、自分のグリップスタイルにマッチする仕様にクリック側を調整すればいいんです。 軽くクリックしたいならAPとフィードバックを浅め・弱めにして、しっかりクリックしたい場合は深め・強めの設定にするといった具合ですね。マウスを浅めに握る場合でもAPを浅めにすれば非常に軽い力でクリックできますし、逆に深めに握る際はクリックの誤爆を避けるためにAPを深めに設定するなど、グリップスタイルとクリック感のすり合わせが可能なんです。
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| かぶせ持ちや前寄りなつかみ持ちのように、深めにグリップする場合は軽くクリックできる反面、誤爆の可能性もあった。APを調整できるSUPERSTRIKEならその心配はない |
具体的に自分がCounter-Strike 2をプレイした際の設定についてお話しすると、左クリックは射撃の反応速度を上げたかったのでAPを最短の「1」に設定。あまり使わない右クリックもAPを浅めの「2」にしていましたが、スモークなどを投げる際に誤爆することがあったので「3」が最適なようでした。 そしてそれぞれラピッドトリガー(RT)は「4」に設定。これは今まで使ってきたマウスのスイッチ入力のON/OFFと最も近く感じて、それに合わせた格好です。RT「3」の場合は意図せずクリック長押しが途切れることがあったので、それを避ける意味でも追従性を低めにしていた感じですね。逆にクリック回数が重要なゲームをプレイするなら、細かい移動操作にも対応できる追従性高めの設定がいいと思います。
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| 磯田さんのG HUB設定 |
なお、フィードバックは左を最弱の「1」に設定しつつ、右がやや弱めに感じたので一段強めの「2」に設定して使っています。もとより自分はクリック感が少ない感触が好みでしたから、これまではクリック感が合う個体を引き当てるために、同じマウスを何個も買ったりしていました。その点「PRO X2 SUPERSTRIKE」なら、設定を変えるだけで調整できるわけですから最高ですよ。
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| 従来モデルからマウスソールの素材が変わったことで、以前のようにサーフェスとの相性を気にする必要がなくなったとのこと。ソールガイドも浅くなったおかげで、汎用ソールを違和感なく使えるようになった |