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| ヘビーなゲーマーでもあり、多数のゲーミングマウスを使い倒してきたパソコンSHOPアークの大塚さん。デバイスに関しては強いこだわりがあり、特にマウスには一家言あり |
APを変えられるので物理的に反応速度が向上することと、指の無駄な力みがなくなること。これが大きいですね。指に力を入れた瞬間に弾が出るという感覚で、「自分のほうが先に撃ったはずなのに撃ち負けた!」というシチュエーションが限りなく少なくなりました。常に一定かつ少ない力で入力できますから、FPSにおいて理想とされる“脱力エイム”に一歩近付けると思います。 一般的なマイクロスイッチと違ってAPの手前で荷重が発生しないことで、シームレスに次の動作に移行できるのも好印象。自分の手指の動作にマウスが馴染んでいくような、これまでにない一体感が得られますよ。
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| 設定次第で、余分な力を使うことなく望む通りのクリックが可能。自然な指の動きと、一切の違和感なく入力された操作の結果による、これまでにない一体感が魅力 |
AP設定は浅くすることで、物理スイッチでは不可能な“触れた瞬間のクリック”が可能です。実際に浅めのAP設定では、置きエイムや飛び出しに対する反応速度が速くなったと感じました。 一方のRT設定は、敏感にすると指を少し浮かせるだけでリセットされますから、2点バーストやタップ撃ちなどのキレが良くなりますね。指を大きく戻す必要が無いので、次の射撃までの準備も速く整い、リズムが崩されません。
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ちなみに自分がVALORANTをプレイした際は、APを誤爆しない程度に浅い「3」に設定。こうすることで、反応速度が物を言うシチュエーションで非常に有利な撃ち合いができると感じました。 また、RT設定は左クリックの方を浅めの「2」に設定することで、より高速に撃ち直せるようになり、いわゆる“切り返しバースト射撃”が簡単にできるようになりました。その一方で右クリックは長押しでADSになる都合上、途中で入力が途切れないように低速な「5」に設定しています。
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| 大塚さんのG HUB設定 |
なお、個人的にクリック感は強い方が好みなので、触覚フィードバックは上限に近い「5」にしました。確実に撃ったという感触が指に強く返ってくるおかげで、特に単発武器を扱う際の感覚が非常に掴みやすいですね。 ただしフィードバック「5」設定では、消費電力が目に見えて増加してしまう点が要注意。さらに振動を起こす機構の影響なのか、マウスのシェルにまで振動が伝わってしまうような感触があるので、強めの設定は好みが分かれそうだと感じました。
アクチュエーションポイントの調整やラピッドトリガーは、いまやゲーミングキーボードでは必須の機能と言っていいほどに普及した。マウスクリックにそれらが適用されてこなかったのは技術的な難しさにあったわけだが、従来とはまったく異なる機構で実現したのが「PRO X2 SUPERSTRIKE」だ。
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ラピッドトリガーは純粋に連続入力を高速化してくれるほか、アクチュエーションポイントの調整により、入力の速さをどこまで追求するか、誤爆しない最適な深さはどこかを探るといったチューニングが可能になった。 そもそも左右クリックを押下する人差し指と中指は、それぞれ力の強さや感じ方が異なるもの。クリックをカスタマイズできれば、それぞれの指が最も押しやすい設定を突き詰めたり、各ボタンが担当するアクションに合わせた調整が可能になる。この「クリックの好みを追求できる」という境地は、これまでのゲーミングマウスにはなかったものだ。
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また、従来のマイクロスイッチを搭載するマウスは、スイッチの位置が物理的に固定されている都合上、どうしても「ボタンを押すのにベストな位置」がある。自ずと握り方もそれに影響されるほか、グリップスタイルを優先すればクリック感に妥協する必要があった。 その点「PRO X2 SUPERSTRIKE」は店員インプレッションでも指摘されていたように、どの位置でボタンに触れたとしても、好みの押下量と感触にカスタムできる。クリックを自在に変えられるということは、実はグリップの自由度を高める効果もあるというわけだ。 まさにゲーマー垂涎にして待望の機能。今後は他のカラーバリエーションや「PRO X SUPERLIGHT 2c」のようなコンパクトモデルなど、ラインナップの拡充にも大いに期待したい。
協力:株式会社ロジクール
パソコンSHOPアーク(株式会社アーク)