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3Dモデリングソフト「Blender」の性能を計測する「Blender Benchmark 5.1.0」の結果も確認していこう。レンダリングにはCPUを選択し、サンプルは「monster」「junkshop」「classroom」の3種類を使用している。
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もともとPコアの影響が大きいテストということもあり、全てのコアがPコア相当のRyzen 9 9950X3Dがトップを獲得した。またCore Ultra 7 270K Plusは、Core Ultra 9 285Kより5~6%高いスコアをマークしており、Core Ultra 200S Plusシリーズで内部遅延を低減した恩恵が数字に表れている。さらにCore Ultra 5 250K Plusは、Ryzen 7 9700Xよりいずれも30%高いスコアで、Pコアの少なさを圧倒的なEコアの物量でカバーしている。
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続いて「V-Ray 5」ベースのレンダリングベンチマーク「V-Ray 5 Benchmark」の結果を確認しておこう。
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こちらもPコアの影響が大きいため、最も高速なのはRyzen 9 9950X3Dになる。またCore Ultra 7 270K PlusとCore Ultra 9 285Kを比較すると「Blender 5.1.0」より差が縮まり、パフォーマンスはほぼ同等になる。そしてCore Ultra 5 250K PlusはCore Ultra 7 265Kには約10%の差を付けられているものの、Ryzen 7 9700Xよりは約30%高いスコアを記録した。
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レンダリング系ベンチマークの締めくくりとして、「V-Ray 6」ベースの「V-Ray 6 Benchmark」の結果を確認しておこう。
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スコアの傾向は概ね「Blender 5.1.0」と同様の結果になった。ここまでの検証結果を見る限り、Core Ultra 7 270K Plusのマルチスレッド性能は従来のフラッグシップCore Ultra 9 285Kと同等か、あるいはやや上回る水準であることがわかる。またCore Ultra 5 250K PlusもRyzen 7 9700Xよりも25%高いスコアをマークしており、マルチスレッド性能ではワンランク上のライバルを完全に圧倒している。
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レンダリングベンチマークが一段落したところで、Webサイトの閲覧やビデオチャット、オフィスアプリケーションなど、一般的なPC作業のパフォーマンスを計測する「PCMark 10 Extended」のスコアを確認していこう。
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Core Ultra 7 270K PlusやCore Ultra 9 285Kでは、Eコアが多すぎるためかGamingスコアが他のCPUに比べて大幅に低くなる挙動が見られた。そのため総合スコアも伸び悩むが、それ以外のテストではいずれのCPUでも目立った差はなく、このクラスのCPUであれば日常的な用途でパフォーマンス不足を感じることはないだろう。