「Katamen-432856」の内部構造をチェック
ここからは「Katamen-432856」のサイドパネルを取り外し、内部に組み込まれた構成パーツの数々を個別にチェックしていく。なお、今回届けられた評価機にはカスタマイズによるパーツの追加はなく、基本構成そのままの状態だった。
JONSBO製サイドフロー型クーラーで冷却されるCore i7-14700F
「Katamen-432856」が搭載するCPUは、前世代のハイエンドCPUにあたる20コア/28スレッドの
Core i7-14700Fだ。最新世代のCore Ultra 200Sシリーズはゲーミング用途で苦戦する傾向があることから、むしろIntelプラットフォームにおいては正解なアプローチと言えるかもしれない。なお、BTOカスタマイズにおいてCPUは固定構成になっており、変更はできない。
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Core i7-14700Fの冷却には、JONSBO製クーラーを採用。アプライド指定クーラーが組み込まれるため、出荷時期によっては別の製品になる可能性もある
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そしてその冷却のために組み込まれていたのは、JONSBOのサイドフロー型CPUクーラー
「CR-1000MAX Standard」。メモリスロットに干渉しないナローデザインのスリム設計と、引き締まったブラックのトッププレートおよび冷却ファンを特徴とする。
120mmの冷却ファンは回転数600~1,500rpm、最大風量59.48CFM、最大静圧1.81mmH2O、最大騒音32dBAという仕様。TDP230Wまで対応するとされるが、実際の冷却性能については後ほど検証する必要があるだろう。
デュアルファンクーラーを備えたOC版のGeForce RTX 4070 SUPERを搭載
グラフィックスカードはCPUとともに「Katamen-432856」の構成を支える主要な柱になっており、カスタマイズで変更することはできない。固定化された構成で採用されているのは、前世代のアッパーミドルGPUである
GeForce RTX 4070 SUPERだ。
そして実際に検証機に組み込まれていたのは、PNYによるオーバークロックモデルの
「PNY GeForce RTX 4070 SUPER 12GB VERTO OC デュアルファン」。動作クロックは最大2,490MHzでビデオメモリGDDR6X 12GBを実装、その名の通り2スロット占有のデュアルファンクーラーを装備している。
なお、グラフィックスカードはアプライド指定モデルが組み込まれるため、出荷時期によっては他の製品が採用される場合もある点は覚えておこう。
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全長約250mmの2スロット占有モデルとあって、カード重量はそれほど気にならない。VGAサポーターも必要なさそうだ
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