ベンチマークテスト:3DMark Speed Way
ここからは「Katamen-432856」のグラフィックス面におけるパフォーマンスを3Dベンチマークテストの「3DMark」を使用して検証する。まずはレイトレーシングやメッシュシェーダー、可変レートシェーディングといった最新機能を利用するDirectX 12 Ultimate対応テストの「Speed Way」だ。
かなり重量級のテストながら、ベンチマーク中のフレームレートは(スコアそのまま)約50fpsと健闘。テスト中の映像も滑らかで、仮に同程度の負荷のゲームをプレイしたとしても十分遊べる範囲内だ。ただし快適と言えるプレイ水準に達するには、DLSSなどの超解像技術でフレームレートをさらに改善させたい。
ベンチマークテスト:3DMark Time Spy
次も同じく「3DMark」から、DirectX 12(DirectX 12 Future Level 11)に対応する「Time Spy」を動作させてみよう。プリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方を実行した。
WQHD解像度でレンダリングされるTime Spyでは総合スコアが17,000を超え、Graphics test時のフレームレートは130fpsをマーク。重量級のゲームでもゲーミング液晶を組み合わせた快適なゲームプレイが可能だ。
さらに4KテストのTime Spy Extremeでも総合スコアは9,000オーバーで、フレームレートは60fpsに迫る良好な結果。タイトル次第では4Kプレイも十分に視野に入ってくる。
ベンチマークテスト:3DMark Fire Strike
続いてのグラフィックス系ベンチマークテストは、いまだ多くのタイトルが採用しているDirect X11対応テストの「Fire Strike」だ。テストプリセットはフルHD環境の「Fire Strike」、WQHD解像度の「Fire Strike Extreme」、4K解像度の「Fire Strike Ultra」をすべて実行している。
フルHDテストのFire Strikeでは圧倒的なスコアをマークしたほか、テスト中のフレームレートも230fps以上と申し分なし。WQHD解像度のFire Strike Extremeでも総合23,000以上でフレームレートは120fpsを上回り、フルHDとWQHD環境ではゲーミング液晶のポテンシャルを十分に活かせるパフォーマンスだ。
また、4KテストのFire Strike Ultraでもフレームレートが60fpsを上回っていたことから、実際のゲームでもDirect X11環境における快適な4Kプレイは十分可能と思われる。
ベンチマークテスト:3DMark Port Royal
一般的なラスタライズ手法における「3DMark」系のベンチマークが一段落したところで、今度は「Katamen-432856」のレイトレーシング性能を「Port Royal」でチェックしてみよう。
Port Royalでは影や反射といった、スタンダードな処理にレイトレーシングを利用したテストだ。その結果はスコアで12,000オーバー、ベンチマーク中のフレームレートも60fpsに迫るという、なかなかのもの。ビジュアル面の強化と引き換えに負荷がかなり増大する機能だが、実際のゲームでもレイトレーシングを有効にしたプレイは十分可能と思われる。