ここからはドライブベイレイアウトを見ていこう。現在の自作PC事情ではM.2 SSDの普及により、マザーボード上がメインストレージの搭載場所となっている。その影響で2.5インチSSDはかつてほどの存在感はないものの、PCケース側の設計においては3.5インチHDDよりも優遇されており、MasterFrame 600でも複数の搭載スペースが用意されている。 個別の搭載スペースを確認していくにあたり、まずは、SSDの固定方法を紹介しよう。MasterFrame 600では、Cooler Master製PCケースでおなじみの「ツールフリー方式」が採用されている。取り付けは、SSD底面の4つのネジ穴に付属の「SSD Mounting pin」をねじ込み、シャーシ側に装着されたラバーブッシュ「SSD rubber」に挿し込むむだけ。これだけで、簡単にSSDの取り付けが完了する。
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| 搭載スペースに装着済みのSSD rubber(画像左)。2.5インチSSD底面のネジ穴には、SSD Mounting pinをねじ込んでおく | |
この取り付け方法は、すべての搭載箇所で共通して使われている。そもそもSSD自体が非常に軽量で、2.5インチサイズでもスリムだけに、こうしたシンプルな固定方式が成立している。
右側面のサイドカバー下部には複数のネジ穴があり、SSD rubberが装着されている。ここには2.5インチSSDが1台搭載可能で、SSD rubberを外せば3.5インチHDDを搭載することもできる。搭載方法はサイドカバーへのベタ置きで、2.5インチSSDならSSD Mounting pinを用いた挿し込み式で、3.5インチHDDの場合は底面のピッチが狭いネジ穴を使い、背面から付属の「#6-32*6mm screw」でネジ留めを行う。
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| 2.5インチSSD/3.5インチHDD共にコネクタはPSUシュラウド側に向けての搭載になる |
PSUシュラウドとフロントパネル間のボトム部空きスペースも有効利用。付属ブラケット「Multi-functional Bar」を「M4*6mm screw」でボトム面両サイドのネジ穴に固定。ここに2.5インチSSDまたは3.5インチHDDいずれか1台が搭載できる。
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| Multi-functional Barは2.5インチSSDまたは3.5インチHDDのネジピッチに合わせて固定 | 2.5インチSSDはSSD rubber + SSD Mounting pinによる固定。3.5インチHDDは底面ネジ留式 |
Multi-functional Barはボトム面のフレーム間を橋渡しする格好になり、搭載スペースを作り出している。設置ポジションも前後移動が可能で、利便性の高さはさすがにフリーレイアウトだが、Multi-functional Barがもう1組あれば、2.5インチSSDと3.5インチHDDを並べて搭載できるだけのスペースはある。付属品をひとつ増やすだけで解決するだけに、別売りオプション品として入手できるなど、アフターフォローは必要ではないだろうか。
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| 最もPSUシュラウド側に搭載した場合、右手にはまだ空きスペースがある |
上・下段のサイドカバーを取り外し、縦軸ブラケットが露わになった様子から複数の穴が活用できる事は想像できる。マニュアルによると、ここにも2.5インチSSDまたは3.5インチHDDが搭載できる。

搭載方法はシンプルな背面からのネジ留め式とされる。ここでひとつ疑問なのは、搭載できる台数だ。製品サイトによると、いわゆる2.5/3.5インチ共用ベイは2つとされているが(3.5インチ専用ベイは0)、ここまでサイドカバー(下段)部とボトムパネル前方で2箇所を確認済み。サイドファンブラケット部は実施3箇所目になる。さらにブリッジタイプの縦軸ブラケットは理論上、上から下まで設置ポジションは自由とされているが、解釈によっては複数台の固定もできる。
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| 2.5インチSSDまたは3.5インチHDDに合わせて縦軸ブラケットは幅調整が必要。搭載作業には2本のブラケットを固定する横軸の短いブラケットも外し、事前にポジションを合わせておく | |
とかく近頃のPCケースは多彩な構造から、ドライブベイの表記が数字だけでは分かりにくくなっており、もはや限界とも言える。購入前の検討段階では重要な数値だけに、各メーカーはもう少し分かりやすく表記を統一するなど、ひと工夫が欲しい。
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| 2.5インチSSDの固定は3.5インチHDD同様、背面からのネジ留め式になる |