「Lepton Hydro WSB850A Cube」の内部構造を確認
引き続き「Lepton Hydro WSB850A Cube」のサイドパネルを開放し、どのように各種パーツが詰め込まれているのかを見ていこう。ちなみに編集部に届けられた評価機は、CPUおよびメモリが強化されていたが、それ以外は基本構成ママのパーツが採用されていた。
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初心者でも相性問題の心配なくオーダーできる、「あんしん相性チェッカー」が嬉しいサイコムのカスタマイズページ。物理的干渉や電源容量不足などの問題がある組み合わせの場合に警告してくれる
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フラッグシップ級CPUも選択可能。冷却にはスリム設計のAIO水冷を採用
「Lepton Hydro WSB850A Cube」のCPUは、基本構成ではミドルハイクラスのRyzen 7 9700Xがチョイスされている。ミドルレンジのRyzen 5へのダウンも可能だが、上を見ればRyzen 9 9950Xや3D V-Cacheを採用したRyzen 9 9950X3Dなど、フラッグシップ級にアップグレードすることもできるなど、選択肢はそれなりに多い。
ちなみに評価機は、16コア/32スレッドの
Ryzen 9 9950Xにアップグレード済み。後ほどのテストセッションにおけるパフォーマンスにも期待できそうだ。
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CPUクーラーの水冷ラジエーターはトップ側にマウント。冷却ファンも吸気側にセットされている
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そしてデュアル水冷仕様たる「Lepton Hydro WSB850A Cube」のCPU冷却を担うのは、240mmラジエーターを備えたSilverStoneのオールインワン型水冷ユニット
「VIDA 240 SLIM」だ。
このモデルがチョイスされた理由は、わずか22mm厚のラジエーターと16mm厚の冷却ファンで構成された、合計38mm厚のスリム設計だろう。スペースに制約のあるシステムにおいて高い冷却性能を発揮するという特徴は、「Lepton Hydro WSB850A Cube」にはうってつけの条件と言える。
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SilverStoneロゴのARGB LEDが内蔵されたウォーターブロック
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240mmラジエーターとNoctuaファンを組み合わせた水冷RTX 5080を搭載
そしてグラフィックスカードは、サイコムが独自に水冷化を施したGeForce RTX 5080搭載モデルの
「Hydro LC Graphics GeForce RTX5080 16GB」を標準採用。カスタマイズメニューでは、GeForce RTX 5070 Ti搭載モデルの「Hydro LC Graphics GeForce RTX5070Ti 16GB」に変更することもできる。
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サイドファンブラケットにマウントされた、240mmラジエーターと120mmファン×2。冷却ファンには、1,200rpmかつ12.1dBAの超静音モデルがチョイスされている
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また、ラジエーターは240mmサイズを搭載。右サイドパネルに沿って装着されている、サイドファンブラケットにマウントされている。さらに冷却ファンとして、静かで大風量なことで定評のあるNoctuaの120mmファン
「NF-A12x25 ULN」を採用するあたりは、サイコムのこだわりを感じるポイントだ。
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カード側の冷却にはベースモデルのクーラーを流用。VRMモジュールや銅プレートが装着されたメモリチップなどを冷却している
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