耐久テスト(CPU):Cinebench 2024
「Lepton Hydro WSB850A Cube」はワークステーション向けのマシンであることから、長時間の過酷なワークロードも想定されている。ここでは負荷テストとして「Cinebench 2024」のループ実行を利用し、長時間の安定した動作が可能かどうかを実際に検証してみることにした。
「Custom Render Duration(minutes)」を標準の10 minutes(10分間)のほか、360 minutes(6時間)に設定。それぞれを実行した際の最終スコアと温度推移の変化を見ていこう。(室温26℃)
長時間テストを繰り返すと、大抵の場合スコアはどんどん落ちていくものだ。先ほどCinebench 2024を実行した際のスコアは2104だったわけだが、10分テストで約2%、6時間テストでも約3.5%しかスコアを落としていない。その理由は温度推移をチェックすれば明らかで、長時間のテストでも安定した動作温度を維持できており、その結果安定したパフォーマンスを発揮できているというわけだ。
耐久テスト(GPU):3DMark Steel Nomad Stress Test
続いては「3DMark」に収録されているストレステストの「3DMark Steel Nomad Stress Test」を実行し、主にグラフィックスカードに長時間の負荷をかけてみることにした。ループ1回で約1分のテストのため、10回ループおよび360回ループの2パターンで計測している。(室温26℃)
ベンチマーク動作にエラーが出てしまいスコアこそ出なかったものの、長時間の安定した動作は温度推移からも見て取れる。10回ループでは徐々にGPU温度が上昇しつつ約80℃で打ち止め、360回ループでもテスト全体を通して80℃をやや上回る温度を維持できていた。