ベンチマークテスト:3DMark Speed Way
次は主に「Lepton Hydro WSB850A Cube」のグラフィックス性能を3Dベンチマークテストの「3DMark」で検証する。トップバッターはDirectX 12 Ultimateに対応する「Speed Way」の結果を見ていこう。
レイトレーシングや可変レートシェーディング、メッシュシェーダーなどの最新技術を用いたヘビー級のテストだが、さすがはGeForce RTX 5080搭載モデルと言ったところ。総合スコアは9,000に迫る高水準な結果をマーク、ベンチマーク中のフレームレートは約87fpsとかなりの滑らかさだった。
ベンチマークテスト:3DMark Steel Nomad
引き続き「3DMark」から、DirectX 12(DirectX 12 Future Level 12)に対応する4Kテストの「Steel Nomad」を実行する。「Speed Way」とは異なりレイトレーシングを使用しないテストで、最新環境における純粋なラスタライズ性能を確かめることが可能だ。
フレームレートがそのままスコア化されるのは「Speed Way」と同様で、ベンチマーク中は約84fpsで動作していた。DirectX 12環境におけるラスタライズ性能はかなりハイレベルで、重量級のゲームプレイやグラフィックス処理も快適に行えるだろう。
ベンチマークテスト:3DMark Fire Strike
次に動作させるのは、「3DMark」におけるDirect X11対応テストの「Fire Strike」だ。テストプリセットはフルHD環境の「Fire Strike」、WQHD解像度の「Fire Strike Extreme」、4K解像度の「Fire Strike Ultra」をすべて実行している。
GeForce RTX 5080のパワーをいかんなく発揮した高水準の結果が出ており、テスト中のフレームレートはフルHDのFire Strikeでは320fps以上、WQHDのExtremeで220fps以上、4KのUltraでも120fps以上をマークしていた。いまだゲームシーンでは採用タイトルが多いDirect X11環境において、かなりの快適動作が期待できる。
ベンチマークテスト:3DMark Port Royal
「3DMark」系テストのラストは、レイトレーシング性能を検証できる「Port Royal」で締めくくろう。主に影や反射の処理にレイトレーシングを利用するDirectX Raytracing向けのテストだ。
第4世代RTコアと第5世代Tensorコアを採用するGeForce RTX 5080のレイトレーシング性能は優秀で、22,000に迫る総合スコアをマーク。レイトレーシングを有効化するとフレームレートはほぼ半減してしまうところ、テスト中はそれを感じさせない100fpsオーバーで動作していた。仮に超解像技術に対応しないタイトルであっても、レイトレーシング設定を有効化した状態で快適な動作が期待できそうだ。