気になる大容量メモリを使ったゲームでの効果も確認する
ゲーミングPCにおいて128GBの大容量メモリはオーバースペックながら、気になる人も多いだろう。そこで、ここからはゲームの際のメモリパフォーマンスを確認していこう。テストには、実際のゲームを想定したゲーム公式ベンチマークや内蔵ベンチマークを利用している。
ベンチマークテスト:Tom Clancy's Rainbow Six Siege X
まずは、無料で楽しめるようになった定番タクティカルシューターゲーム「Tom Clancy's Rainbow Six Siege X」から。グラフィックスは上から2つ目の「最高」プリセットを選び、ゲーム内ベンチマークを解像度フルHD、WQHD、4Kの3種類で実行した。
メモリクロックが効いてスコアとテスト中の平均フレームレートは、DDR5-6400がわずかに伸びている。なお、グラフィックス負荷がダウンする低解像度になるほど、差は広がる傾向にあった。
ベンチマークテスト:ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシー
人気オンラインRPGの最新ベンチマークである「ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシー ベンチマーク」はどうだろうか。グラフィックス設定は「最高品質」で、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類で確かめてみた。
傾向としては、「Tom Clancy's Rainbow Six Siege X」と同じ。解像度が低いほど、DDR5-4800とDDR5-6400との差は大きくなっている。ただ、その差は数fpsと小さい。
ベンチマークテスト:モンスターハンターワイルズ ベンチマーク
最後は人気ハンティングアクションゲームの最新作となる「モンスターハンターワイルズ」の公式ベンチマークだ。グラフィックス設定はプリセット「ウルトラ」、アップスケーリング「NVIDIA DLSS」、フレーム生成「ON」、アップスケーリングモード「バランス」、レイトレーシング「ON」に設定した。解像度はここまでと同じ3種類で実行している。
ここまでのベンチマークと異なり、いずれの解像度でも差はみられなかった。GPU負荷が低めの「Tom Clancy's Rainbow Six Siege X」から、重量級の「モンスターハンターワイルズ」まで確認してきたが、DDR5-6400 CL42-52-52-104の「CMK128GX5M2B6400C42」は、ゲームでの影響は少ない。