ベンチマーク:Sandra 20/21、AIDA64:メモリベンチマーク
先のCore Ultra 7 265Kをベースとした検証環境と同じく、AMD Ryzen環境でも各種ベンチマークを実行していく。まずは「Sandra 20/21」と「AIDA64」の結果から。
「Sandra 20/21」のスコアから順に確認すると、帯域幅はDDR5-4800から約16%、レイテンシは約9%向上している。
「AIDA64」のメモリリード、ライト、コピーはそれぞれ約11%、27%、12%向上し、レイテンシも数値は異なるが、「Sandra 20/21」と同じ9%の向上となっている。
ベンチマークテスト:CINEBENCH
続いてCGレンダリングベンチマークの「CINEBENCH R15/R20/R23/2024」のスコアを確認していこう。
Intel環境と同じく、メモリの影響は大きくない。若干だが「CINEBENCH 2024」は、DDR5-6400のほうが、スコアを伸ばす傾向も同じとなっている。
ベンチマークテスト:7-Zip
次は圧縮・解凍ソフト「7-Zip」のベンチマークで確認していこう。テストは辞書サイズ「32MB」と、「768MB」で実行した。
展開時のスコアは横並びだが、メモリへのアクセスが増える圧縮時は、スコアは5%ほど向上している。圧縮時にメモリを95GB近く使用する辞書サイズ「768MB」テストも問題なく完走でき、スコアも6%向上している。
ベンチマークテスト:PCMark 10 Extended
総合ベンチマーク「PCMark 10 Extended」のスコアを確認していこう。
Intel環境と同じ傾向で、DDR5-4800とDDR5-6400で、スコアに差はみられなかった。
ベンチマークテスト:UL Procyon:Office Productivity Benchmark
「UL Procyon benchmark suite」の結果をひと通り確認していこう。Microsoft「Office(Microsoft 365)」を利用する「Office Productivity Benchmark」から確認すると、DDR5-6400はスコアを2~4%向上している。
クリエイティブ系ベンチマーク「Photo Editing Benchmark」と「Video Editing Benchmark」のスコアを確認していこう。両ベンチマークとも、Intel環境と同じ傾向がみられ、スコアアップは数%と小さくなっている。
続いて、AIベンチマークの「Al Image Generation Benchmark」と「AI Text Generation Benchmark」のスコアを確認していこう。
AI関連もIntel環境と変わらず、DDR5-4800とDDR5-6400のスコアは、ほぼ並んでいる。