ゲームパフォーマンスへの影響を確認
AMD Ryzen環境のベンチマークセッションの最後は、ゲーミングパフォーマンスへの影響を確認していこう。ベンチマークには「Tom Clancy's Rainbow Six Siege X」「ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシー ベンチマーク」「モンスターハンターワイルズ」を使用している。グラフィックス設定やテスト解像度は、Intel環境と同じだ。
ゲーミングパフォーマンスも、スコアの傾向はここまでと同じで、DDR5-6400のほうがスコアは伸ばし、解像度が低いほうが差は開いているが、その差は数fpsと大きくない。
AMD Ryzen環境でも、Intel検証環境と同じく、XMPプロファイルで計17種類のベンチマークが完走。使用するマザーボードで変わってくる可能性はあるが「CMK128GX5M2B6400C42」は、AMD Ryzen環境でも問題なく運用できる。
大容量も高クロック派も注目のCORSAIR「VENGEANCE DDR5」シリーズ
DDR5メモリを幅広く展開する「VENGEANCE DDR5」シリーズ。今回試したのは、容量を重視するユーザー向けに、2スロット構成でDDR5-6400動作・合計128GBを実現する「CMK128GX5M2B6400C42」だ。17種類におよぶベンチマークの結果、Intel Core Ultra環境、AMD Ryzen環境ともに問題なく動作し、運用できることが確認できた。
やはり4枚挿しで発生しやすい相性問題を避けつつ、2枚で128GBを実現できるメリットは想像以上に大きい。特にクリエイティブ用途で「メモリは積めるだけ積みたい」と考えるユーザーにとって、容易に128GB環境へアップグレードできる点は大きな魅力に違いない。
「VENGEANCE DDR5」シリーズはクロックやレイテンシを重視するモデル、RGBを備えたドレスアップ向けモデルなど多彩なラインナップが揃う。加えてCORSAIR製メモリの中で最もコストパフォーマンスに優れており、初心者からエンスージアストまで幅広い層のニーズに応える存在と言えるだろう。
提供:CORSAIR