PLEXTOR「M9P Plus」のパフォーマンスをチェック
ここからは「M9PG Plus」の512GBモデル「PX-512M9PG +」をPCに組み込み、パフォーマンスチェックを開始する。テスト用のPCには、CPUがボトルネックにならないようCoffee Lake RefreshのハイエンドモデルCore i9-9900KをベースにしたLGA1151の環境を用意。ベンチマークソフトは「AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776」「CrystalDiskMark 7.0.0」「HD Tune Pro 5.70」「ATTO Disk Benchmark 4.00」の4種類を使い、OS、ドライバ、ベンチマークテストをインストールしたシステム用SSDを別途用意している。
「AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776」で基本性能をチェック
まずは「AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776」を使い、基本的なパフォーマンスとシーケンシャルアクセスの圧縮率の影響を確認していこう。
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【AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776:総合ベンチマーク】
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【AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776:Compression-Benchmark】
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まず総合ベンチマークを確認すると、シーケンシャルアクセスは読込約2,940MB/sec、書込約1,860MB/sec、4K-64Thrdランダムアクセスも読込が約905MB/sec、書込が約1,100MB/secで、NVMe M.2 SSDのハイエンドモデルらしい良好なスコア。総合スコアも3,209ポイントで、SATA3.0(6Gbps)SSDとは一線を画すパフォーマンスを発揮する。
次に「Compression-Benchmark」を確認すると、読込は2,900MB/sec前後でほぼフラットなグラフ。書込はキャッシュ処理と思われる箇所はあるが、圧縮率の影響は見られなかった。
「CrystalDiskMark 7.0.0」でも圧縮率の影響をチェック
続いて「CrystalDiskMark 7.0.0」でも圧縮率の影響を確認していこう。計測はデータサイズを1GiBに固定。データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」と、圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」の2種類を選択して計測を行った。
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【デフォルト (ランダム)】
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【All 0×00 (0Fill)】
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「AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776」で確認済みのシーケンシャルアクセスはもちろん、ランダムアクセスにも差はなく、「M9P Plus」シリーズに採用されているMarvell「88SS1092」は、圧縮率の影響を受けないコントローラであることがわかった。なお以降のテストは「デフォルト (ランダム)」のみ計測をしている。