スペック表によると有効スペースは、隣接するシャドウベイユニットを取り外すと、最大220mmまでの電源ユニットが搭載できるとある。しかしこれを外して運用する人は少ないはずで、実際に計測してみるとシャドウベイユニットまでは約210mmの距離があった。モジュラー式などコネクタ部分とケーブルの占有を想定すれば、奥行き160mm程度の電源ユニットが理想的かもしれない。
| ボトムカバーを外したタイミングで設置面をチェック。電源ユニットを載せる部分には幅約10mm、長さ約50mmのクッションラバーが2本装着されていた |
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| 大型PCケースとは言え、ボトムカバーの高さは電源ユニットの全高分と僅かな隙間程度。一般的なミドルタワーPCケースと同様、3.5インチHDDx2台分の収納力に留められている |
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| 前方へ移設できるシャドウベイユニット。片側の突起を引っ掛け、2本のハンドスクリューで底面に固定。ボトムカバー内部のレイアウトが変更できる仕組み | |
シャドウベイユニットは2本のハンドスクリューに底面固定。これを外したところで、約125mm前方へ移動したポジションに移設ができる。結果、フロントパネルとはかなりタイトな位置関係になるものの、電源ユニット搭載スペースが約335mmに拡大できる。周辺への影響は、フロントパネルおよびマザーボードトレイ右側面に増設できるラジエーターが280mmサイズまでに抑えられること。これがトレードオフの関係にならないユーザーなら、できる限り電源ユニット後方のスペースを確保した方がいいかもしれない。
なお標準装備品の「Vertical graphics card holder kit」を使えば、全3段の垂直マウント用レイアウトに変更が可能。ライザーケーブルは別途用意する必要があるものの、イルミネーションを始めとする装飾を施したVGAクーラーが、強化ガラス製左サイドパネルと正対。より個性の強いPCが構築できるようになる。
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| Vertical graphics card holder kit導入には、デフォルトの拡張スロット金具全てを取り外し、空きスペースに組み込む仕様。ハンドスクリューだけで固定ができる |