続いて、Core Ultra 7 265Kでも冷却性能を確認していこう。UEFIのPower Delivery Profileは「Intel Baseline Mode」を選択し、PL1は125W、PL2は177Wに設定した状態で検証を行った。
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| UEFIのPower Delivery ProfileはロープロファイルCPUクーラーということで、最も緩い「Power Delivery Profile」を選択した |
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| Intel Core Ultra 200Sシリーズでは、ハイパースレッディングが無効になったため物理コアと論理プロセッサ数は同じになる |
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| 「HWiNFO 64」でPower Limitを確認したところPL1は125W、PL2は177Wに設定されていた |
Package Powerが177Wまで上昇するテスト開始約1分間は、CPU温度も許容最高温度である105℃まで上昇する。ただし、Package PowerがPL2の125Wに移行した後は95℃前後まで低下。Package Powerや動作クロックも安定しており、Processor Base Powerの設定であれば、高クロックな「K」モデルでも冷却性能が不足することはないだろう。また旧ファンに比べると平均約2.1℃低くなり、Ryzen 9 9900Xの「ECO Mode」設定時より差が広がっている。なおファンの回転数やノイズレベルはこれまでの結果と同じだった。
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| 現時点での空冷最強クーラー、Noctua「NH-D15 G2」との記念ショット。これほどまでに大きさが異なるものの、CPUを冷却するという目的は同じ。改めて空冷クーラーの奥深さを感じた |
協力:株式会社サイズ