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まず検証のトップバッターには、ストレステストの定番であるOCCTの最新バージョン「OCCT 15.0.7」をチョイス。CPUとGPUの両方に最大級の負荷をかける「Power」プリセットを選択し、テスト時間は30分間に設定した。 ちなみにテスト中の消費電力は820~830Wで推移する強力な負荷がかかっており、最大で840Wをマーク。システム負荷率は最大84%に達していた。
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ATX 3.1とPCI Express 5.1規格のデザインガイドにおいて、+12Vレールは+5%/-7%、GPU(12V-2×6)レールは5%/-8%の電圧変動が許容されている。それを前提にグラフを見ていくと、ATXとCPUはともに0.3%ほど上振れたのみで、下振れはなし。最も変動が大きかったGPUですら、約0.3%の上振れと0.2%未満の下振れに留まっていた。変動値自体が0.02~0.04Vと微細なため、グラフ波形もフラットで動作がいかに安定しているかが窺える。
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次は主にグラフィックスカードに強力な負荷がかかった際の挙動をチェックするべく、3Dベンチマークソフトの「3DMark」に収録された「Steel Nomad Stress Test」を実行する。DirectX 12対応の4Kテストである「Steel Nomad」がベースになったストレステストで、先ほど同様に30分間に達するまでループで連続動作させた。 なお、消費電力は概ね460~480Wで推移しており、最大でも499Wだった。システム負荷率は変換効率の面で理想的な約50%であり、OCCTに比べればより実用レベルに近い負荷環境と言える。
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ATXとCPUはOCCT時と同様に、約0.3%の上振れを記録したのみ。グラフ波形もほとんど重なっているような状態で、変動の少なさが見て取れる。GPUは変動幅自体はOCCT時より拡大したものの、それでもわずかな上振れと0.5%未満の下振れに留まった。フルロード中に0.01V程度しか変動しないという、極めて安定した挙動も好印象だ。
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ループ実行可能なゲーム系のベンチマークテストの中から、オンラインの人気タイトルである「ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシー」の公式ベンチマークテストを実行する。グラフィックスは「最高品質」、解像度は3,840×2,160ドットに設定し、実際のゲームプレイ相当の負荷がかかった際の挙動を見ていこう。テスト時間は30分間だ。 テスト中の消費電力はおよそ380~420W程度という推移で、最大480W。先ほどの3DMarkに近いシステム負荷率だった。
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これまでのテストと異なりグラフ波形が大きく上下しているのは、頻繁にロードを挟むことで高負荷とアイドル状態を繰り返しているため。しかしグラフをよく見てみると、変動幅が極めて限定的であることが分かる。ATXとCPUは約0.3%の上振れのみで、GPUも最大で0.5%未満の下振れに留まった。「Ion 3 Gold」はかなり厳格な電圧レギュレーションで動作しているようだ。