これまで速攻撮って出しレビューとして、
「PRIME AP201」(2022年9月)と
「PRIME AP202 TG ARGB」(2025年11月)を取り上げてきた。PCケース専業メーカーではないASUSにとって、ケース製品は“数を揃える”カテゴリではない。だからこそ、登場するモデルは常に、その時代の自作PC環境を強く意識したものになっている。 高い通気性を武器にしたフルメッシュの「PRIME AP201」、構造的なインパクトを与えたピラーレスの「PRIME AP202」。そして本稿で検証する「PRIME AP303」は、コンパクトな外形ながら約44Lの内部容積を確保し、拡張性とエアフローの両立を狙った意欲作だ。
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| PRIME AP303 – Mesh Panel 市場想定売価税込17,980円(2025年12月19日発売) PRIME AP303 MESH BLACK(ブラック)/PRIME AP303 MESH WHITE(ホワイト) 製品情報(ASUS) |
シリーズの流れを踏まえれば、「PRIME AP303」は単なる新製品ではなく、現在の自作PCトレンドに対するASUSなりの回答と見ることもできるだろう。
今回、ASUS JAPAN株式会社より借用した評価機は、両サイドパネルにメッシュを採用する「PRIME AP303 – Mesh Panel」のホワイト色(型番:PRIME AP303 MESH WHITE)だ。他にブラック色(型番:PRIME AP303 MESH BLACK)も用意され、メッシュパネルモデルは2色のカラーバリエーションで展開されている。 ちなみに全身メッシュ仕様という点では「PRIME AP201」と共通するが、両者には明確な違いがある。AP201がMicroATX対応のミニタワーであったのに対し、AP303はATX規格に対応するミドルタワーで、対応マザーボードや内部レイアウトの自由度は大きく拡張されている。
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| PRIME AP303 – Tempered Glass Panel 市場想定売価税込18,980円(2025年12月19日発売) PRIME AP303 TG BLACK(ブラック)/PRIME AP303 TG WHITE(ホワイト) 製品情報(ASUS) |
一方、シリーズには左サイドパネルに強化ガラスを採用した
「PRIME AP303 – Tempered Glass Panel」も用意される。こちらもブラック/ホワイトの2色展開となり、PRIME AP303シリーズはパネル仕様とカラーの組み合わせによる計4モデルで構成される。
次にスペック表から、PRIME AP303を読み解いていこう。対応マザーボード規格はATX、MicroATX、Mini-ITXで、主素材にはスチール、副素材にはプラスチックが用いられている。

冒頭で触れたとおり、筐体容量は約44L。外形寸法は幅215mm、奥行き485mm、高さ425mmとされる。奥行きは意外にも500mmに迫る数値だが、高さを425mmに抑えている点が、全体をコンパクトに感じさせる要因と言えるだろう。 なお、パッケージサイズは実測で幅約285mm、奥行き約465mm、高さ約570mm。重量は非公表だが、パッケージ側面には6.86kgと記載されており、緩衝材や付属品を含めた総重量は8.13kgとなる。縦長の茶箱は、店頭からの持ち帰りでも現実的なサイズ感だ。