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ゲーミングマウスのカスタマイズと言えば、分解能(DPI)やリフトオフディスタンス、ポーリングレートなど、基本的にセンサー周りに限定されていた。その一方でマウスボタンのカスタム要素となると、機能割り当てが可能なくらい。そもそもマイクロスイッチのトラベル距離がかなり短いということもあり、クリック機構にセンサーのような繊細なカスタマイズを適用することは、ほとんど不可能だったと言っていい。 そんな常識を覆し、「クリックをカスタマイズする」という新境地を切り開いたのが、今回取り上げるロジクールG渾身の最新モデル
「PRO X2 SUPERSTRIKE」だ。
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| ロジクールG「PRO X2 SUPERSTRIKE」(型番:G-PPD-004WL-STRK) 市場想定売価税込29,150円(2026年2月19日発売) 製品情報(ロジクールG) |
「PRO X2 SUPERSTRIKE」のキモとなる要素が、従来のマイクロスイッチを置き換えるハプティック誘導トリガーシステム
「HITS(Haptic Inductive Trigger System)」。入力のアクチュエーションポイントを調整可能なほかラピッドトリガーにも対応するなど、まるでゲーミングキーボードのような機能をマウスクリックで実現した新機構だ。 具体的には、アクチュエーションポイントは10段階、ラピッドトリガーは5段階から設定可能。これにより圧倒的な反応速度を獲得し、ロジクールによればクリック遅延は従来型マウスから最大30msも短縮されるという。
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| 新たに導入されたクリック機構「HITS」の内部構造イメージ。磁気誘導式のスイッチでアナログな押下量検出を可能にしたほか、クリック感を代替する触覚フィードバックも好みで調節できる |
また、これらの機構はリニアな磁気式スイッチによって実現されており、そのままではクリック感が存在しない。そのため「PRO X2 SUPERSTRIKE」では、従来の物理スイッチのクリック感に代えて、ハプティック(触覚フィードバック)で入力時の感触を再現している。高級ノートPCのトラックパッドや、iPhone SEシリーズのTouch IDなどに用いられている技術と言えば分かりやすいだろうか。 つまるところ「HITS」は、磁気式スイッチと触覚フィードバック(およびそれらを制御するコントローラ)が一体化した機構というわけだ。ちなみに触覚フィードバックの強度も6段階から選択可能で、まったく感触のないオフに設定することもできる。
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| 「PRO X2 SUPERSTRIKE」のパッケージ |
そしてシェイプは、グリップスタイルを問わず馴染むと評価の高い、左右対称デザインの
「PRO X SUPERLIGHT 2」と同形状(SUPERLIGHT形状)を採用。さらに新しいクリック機構を導入したにも関わらず、重量はわずか1g増の61gに抑えられている。 また、マウスセンサーも「PRO X SUPERLIGHT 2」と同じ「ロジクール G HERO 2 センサー」を搭載。主な仕様は、分解能100~44,000dpi、トラッキング速度888IPS、最大加速度88Gで、ポーリングレート8,000Hzに対応する。 そのほか、接続インターフェイスは独自の低遅延ワイヤレスLIGHTSPEEDと有線USBに対応。ワイヤレス接続時のバッテリーライフは約90時間だ。
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