発売からすでに約1年半が経過している「FLUX PRO」だけに、見慣れた外観デザインという読者も多いだろう。ここからは評価サンプルの実機に触れながら、「Antec Flux Pro Noctua Edition」をデザイン面からチェックしていく。
| フロントパネル四方の縁部分に装着されている天然木素材には、「Antec × Noctua」のロゴが焼き印風に刻まれている |

外形寸法は幅245mm、奥行き530mm、高さ545mmで、フルタワーらしくパネル一枚の面積が広い。そしてフロントメッシュ部はフラットではなく、斜めのラインを描く立体的なプレスデザインを採用。シンプルなパンチングメッシュに動きを与えている。 ベース筐体の各所に、Noctuaブラウンのアクセントが加えられている。次にオリジナルカラーが施された部分を中心にフォーカスしていこう。ブラックを基調とした筐体に、Noctuaブラウンがアクセントとして効いているのも「Antec Flux Pro Noctua Edition」の特徴だ。
トップパネルは「FLUX PRO」と違い、全面がNoctuaブラウンに塗装されている。通常のFLUX PROはブラック仕上げのため、外観上でも違いが分かりやすいポイントだ。COMPUTEX 2025のAntecブースで対応したSTAFFによると、納得のいくカラーになるまで半年以上も試行錯誤を繰り返したという。そんな発言からも、このプロジェクトが早い段階から進行していたことを窺わせるエピソードだ。

さらに右側面側に配置された各種スイッチおよびアクセスポート類の左手には、レーザー刻印によりNoctuaの文字があしらわれている。フルタワーPCケースの場合、床に設置する使い方も想定されるだろう。日常的に触れる部分にアクセントを設けることで、特別な1台を所有しているという満足感も高めてくれる。
本体を逆さまにしてみると、プラスチック製インシュレーター(台座)に装着されている滑り止めのラバーも、Noctuaブラウンが採用されていた。さすがにこの部分は通常目に付かない箇所だが、防振ゴムなども取り扱うNoctuaとあって、素材としてのラバー部分にもこだわりが感じられる。
次に両サイドパネルを開放状態にして、内部の様子をチェックすると、ケーブルマネジメント機構の一部であるスルーホール用グロメットもNoctuaブラウンだった。

装着されているのは、マザーボード右端の縦列に合わせた開口部の広いスルーホール2口と、下部のヘッダピン付近にある幅の狭いスルーホール2口だ。ブラックシャーシとのコントラストも美しい。
PSUシュラウド(ボトムカバー)にも2面でNoctuaブラウンが採用されている。2本のネジで固定されている天板部分は、120mmファンが増設できる冷却ファンブラケット。ここには「PSU Shroud Cover」が1枚装着されているが、いずれもNoctuaブラウンで塗装されている。ちなみに「PSU Shroud Cover」は2枚付属しており、冷却ファンを増設せずに塞ぐこともできる。
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| 片側を3つの凸起で固定し、片側を2本のネジで固定する着脱式の「PSU Shroud Cover」 |
また、PSUシュラウドの側面にあるメッシュパネルのカバー「Steel Mesh Left Panel」もNoctuaブラウン塗装だ。パネルを上にスライドすれば簡単に取り外せるツールフリータイプで、前方にはGPUとCPUの温度が表示できる「CPU/GPU DUAL TEMPERATURE DISPLAY」の小窓も装備されている。
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| 上部へスライドするだけで簡単に取り外すことができる「Steel Mesh Left Panel」 |
そしてこのケース最大の特徴とも言えるのが、標準で6基搭載されるNoctua製冷却ファンだ。次のページでは実際に搭載されているファンの外観と仕様を詳しくチェックしていこう。