オーディオ回路のメインチップにはエントリー向けICのRealtek「ALC897」が採用されており、このあたりは同クラスのマザーボードに比べてコスト意識を感じる部分だ。そのほか、コンデンサには低歪みなELNA製の音響用コンデンサを採用。さらにメイン回路からのノイズ干渉を防ぐため、基板レベルで分離された独立設計になっている。 また、オーディオユーティリティの「Nahimic Audio」に対応する点も特徴。各種イコライザー設定のほか、ゲームプレイ時に音の方向を視覚的に表示するサウンドトラッカーなどの機能が利用可能だ。
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| Realtek「ALC897」チップをベースとしたオーディオ回路 |
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| コンデンサもELNA製のオーディオ向けモデルを採用 | ノイズの影響を抑えるため、独立した分離構造になっている |
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| 一体型のプリインストール I/O シールドを採用するリアのI/Oパネル。黄色いUSBコネクタが「Lightning Gaming ポート」だ |
システムを組んだ際の使い勝手を左右する要素でもある、リアインターフェイスの構成を見ていこう。 USBポートは合計10基と同クラスでは多めで、最大10Gbps対応のUSB 3.2 Gen 2 Type-A×1、USB 3.2 Gen 2 Type-C×1、最大5GbpsのUSB 3.2 Gen 1 Type-A×4、さらにUSB 2.0×4という構成。USB 10Gbpsポートの内の2基は「Lightning Gaming ポート」だ。
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| Wi-FiモジュールはRealtek RTL8922AEを搭載 | ブラックモデルにはブラック、ホワイトモデルにはホワイトカラーのアンテナが付属する |
そのほか、ネットワークはDragon RTL8125BGによる2.5ギガビットLANとRealtek RTL8922AEによるWi-Fi 7に対応。オーディオ端子は3つでS/PDIFはなし、画面出力はHDMI×1を備えている。また、CPUレスでBIOSをアップデートできるBIOS Flashbackスイッチもリアパネル上に備えている。
実際に組み込みを行う際、頭に入れておきたいのが各種コネクタ・ピンヘッダのレイアウトだ。CPUクーラーや冷却ファン、RGBデバイスをどこに接続するべきか、あらかじめチェックしておこう。
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| CPU_FAN:青、AIO_PUMP:水色、CHA_FAN:緑 |
まずファンコネクタの配置だが、CPUクーラーを接続する際はメモリスロットのすぐ上にある「CPU_FAN1」を使用する。その直上には水冷ポンプ用の「AIO_PUMP」があり、オールインワン型水冷ユニットを運用する際もスムーズに各コネクタを接続できそうだ。 また、メモリスロットを挟んだボード右上のエリアには「CPU_FAN2」を搭載。デュアルファン搭載クーラーなどを使用する際、2つ目のファンはこちらに接続しよう。
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| 「CPU_FAN1」と「AIO_PUMP」は、メモリスロットのすぐ上に並んで実装されている | ケースファンを接続する「CHA_FAN1」は、位置的にフロント側のファンを接続するのに向いている |
一方でケースファンを接続するコネクタは、主にフロントに搭載した冷却ファンの接続に使われるであろう「CHA_FAN1」をメモリスロットとチップセットヒートシンクの間に実装。ボード下部に実装された「CHA_FAN2」は裏配線側に置かれることが多いファンハブの接続に向いているほか、リアファンに近いM.2スロット上部には「CHA_FAN3」を備えている。
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| ボードの一番下、拡張スロットの直下に実装されている「CHA_FAN2」 | VRMヒートシンクとM.2ヒートシンクの間に実装されている「CHA_FAN3」には、リアファンを接続することになりそう |
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| ARGB LEDヘッダ:赤、RGB LEDヘッダ:オレンジ |
LEDピンヘッダは大きく2箇所に分かれて実装されている。ボード右上には、5V/3pin仕様の「ADDR_LED2」「ADDR_LED3」があり、主にCPUクーラーやオールインワン型水冷ユニットのARGBピンヘッダを接続することになるだろう。 そのほかのARGBピンヘッダは、PCI Express 4.0(x4)スロットの直下に「ADDR_LED1」を搭載。そのすぐ隣には、唯一の12V/4pinピン仕様であるRGB LEDヘッダ「RGB_LED1」が並んでいる。
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| ボードの右上、メモリスロットの隣に実装されている「ADDR_LED2」と「ADDR_LED3」 | ボードの一番下には、「ADDR_LED1」と「RGB_LED1」が並んで実装されている |