Ryzen 9 9900X3Dで冷却性能をチェック
ここからはRyzen 9000シリーズのハイエンドモデルRyzen 9 9900X3Dによる検証を進めていこう。マザーボードはAMD X870チップセットのASUS「TUF GAMING X870-PLUS WIFI」で、ストレステストは「OCCT 15.0.4:CPU」と「Cinebench 2024:30 minutes(Test Stability)」を使用する。またCPU温度は「CPU (Tctl/Tdie)」、騒音値はデータログ機能を備えた騒音計アズワン「TM-103」をPCから30cmの距離に設置して計測した。
なお比較対象として前世代モデル
「POSEIDON ELITE ARGB 360」でも検証を行っている。「POSEIDON VISTEK ARGB 360」では、冷却ファンの回転数が最大2,200rpm→2,500rpmに高速化され、最大風量は62.53CFM→78.2CFMに、最大静圧は2.4mmH2O→5.4mmH2Oへと大幅に向上しているが、冷却性能にどのような影響があるのだろうか。
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先代モデル「POSEIDON ELITE ARGB 360」。ウォーターブロックにはインフィニティミラーを備え、冷却ファンにはセパレートタイプの120mm ARGB LEDファンを3基搭載
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また1.9インチデジタルディスプレイの動作を確認したところ、ホームページからダウンロードできる
ドライバをインストールするだけでCPU温度、ファン回転数、CPUの消費電力を表示できるようになった。表示も鮮明でリアルタイムに変化するが、表示内容のカスタマイズができないのは残念なところ。可能であれば今後のソフトウェアアップデートで改善をして欲しい。
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ドライバをインストールするだけでディスプレイにデータを表示可能。設定は特に必要ない
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12コア/24スレッドのRyzen 9 9900X3D。TDPは120WとハイエンドCPUとしては控えめ
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「OCCT 15.0.4」の結果を確認するとテスト中の温度はやや変動があるものの、平均温度は「POSEIDON VISTEK ARGB 360」が約69.8℃、「POSEIDON ELITE ARGB 360」が約71.2℃で、「POSEIDON VISTEK ARGB 360」のほうが約1.4℃低くなった。また「Cinebench 2024」では安定して「POSEIDON VISTEK ARGB 360」の温度が低くなっているが、平均温度はそれぞれ約73.1℃と約74.1℃で、「OCCT 15.0.4」よりも差が縮まっている。
続いてファンの回転数を確認すると、「POSEIDON VISTEK ARGB 360」はテスト前半が1,250rpm前後、後半は1,500rpm~1,750rpmの間で推移する。最高回転数が高いため「POSEIDON ELITE ARGB 360」に比べると100~200rpm高くなっているが、騒音値はほぼ同等かやや低く抑えられている。実際の風切音もバラック状態のテストにもかかわらず耳障りに感じることはなく、Ryzen 9 9900X3Dとの組み合わせなら静音性にも優れたPCを組むことができる。