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続いて、シーンごとのロード時間を計測できる「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」ベンチマークを使い、ゲームのロード時間を確認しておこう。なおテストは5回実行し、その最大値と最小値を除外した3回分のテストの平均値を結果としている。
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PCI Express 4.0(x4)対応SSDでは、ハイエンドモデルでも合計ロード時間は6秒半ば、PCI Express 5.0(x4)対応SSDでも6秒前半にとどまるものが多い中、「MP700 PRO XT」では5.788秒で、「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」のロード時間も高速だ。
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テストセッションのラストはPhison「PS5028-E28」で低減しているという発熱をチェックしていこう。負荷テストには「CrystalDiskMark 9.0.1」をデータサイズ64GiBにして、5回連続で実行。ASUS「TUF GAMING X870-PLUS WIFI」に付属するヒートシンクを搭載した状態で計測を行った。
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| 1回目の「CrystalDiskMark 9.0.1」の結果 | 3回目の「CrystalDiskMark 9.0.1」の結果 |
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| アイドル時のサーモグラフィ結果 | 高負荷時のサーモグラフィ結果 |
「TUF GAMING X870-PLUS WIFI」に付属するM.2 SSDヒートシンクはプレート状の薄型タイプのため、Phison「PS5026-E26」を搭載するSSDでは冷却性能が不足して、テスト開始直後からサーマルスロットリングによってパフォーマンスが低下していた。 しかし、「MP700 PRO XT」ではテスト開始後の温度上昇が緩やかで、最高温度も92℃で頭打ち。テスト中に一回もサーマルスロットリングによる速度低下は発生しておらず、発熱は確実に低減している。これなら、エントリーからミドルレンジクラスのマザーボードに標準装備されているシンプルなM.2ヒートシンクでもその性能を引き出すことができるだろう。
TSMC 6nmプロセスを採用したPhison「PS5028-E28」を搭載する「MP700 PRO XT」。転送速度については、テスト結果からも分かる通りシーケンシャル・ランダムとも間違いなく現行最高クラスで、フラッグシップモデルらしい仕上がり。これ以上のパフォーマンスを求めるなら、PCI Express 5.0対応のハードウェアRAIDカードを購入するか、次世代インターフェイスの製品を待つしかないだろう。 そして、もう一つの注目ポイントだった発熱も「PS5026-E26」から確実に低下し、冷却のハードルはグッと下がっている。これまで発熱の問題でPCI Express 5.0 SSDの導入に二の足を踏んでいたというユーザーにもオススメだ。さらにデータサイズによるブレもほとんどなく、パフォーマンス面の不満はない。
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唯一ネックなのが、2TBモデルで市場想定売価税込67,980円前後という価格設定。現在同クラスの製品が税込40,000円前半で購入できる事を考えると、現状では価格面の不利は免れない。とは言え、ここ最近HDDやメモリと同様SSDも高騰しており、今後その差が縮まってくれば一気にハイエンドSSDの主役になるだろう。
提供:CORSAIR
株式会社アスク