
続いて、Power Limitを実質無制限となるPL1/PL2=4,096Wに設定した場合でも冷却性能をチェックしていこう。

「OCCT 12.1.10」では、Package Powerの最低値が220Wから230Wに引き上げられるため、CPUの温度も若干上がり
80~85℃の間で推移する。さらに「CINEBENCH 2024」ではPackage Powerは275W前後まで上昇しており、CPU温度も許容最高温度である100℃でほぼ張り付いてしまう。ただし、30分間のテスト中にサーマルスロットリングによるクロック低下は見られず、TDP270W前後が「RZ620」の冷却性能の限界になるようだ。

ファン回転数は「OCCT 12.1.10」「CINEBENCH 2024」ともPL1/PL2=253Wとほぼ同じ
2,000rpm前後、騒音値も
45dBA前後で推移する。
|
| PL1/PL2=253W設定の「CINEBENCH 2024」の結果 |
|
| PL1/PL2=4,096W設定の「CINEBENCH 2024」の結果 |
そして「CINEBENCH 2024」のマルチコアテストのスコアを確認するとその差は1%未満(1,840pts→1,853pts)で誤差の範囲。CPU温度の上昇を考えると敢えて無制限に設定する必要はなく、「RZ620」とCore i7-14700Kの組み合わせならPL1/PL2=253Wが一番バランスの良い設定と言えるだろう。