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まずはストレステストの定番である「OCCT 14.2.6」を動作させた際の挙動から見ていこう。プリセットにはCPUとGPUの両方に最大級の負荷をかける「Power」を選択、テスト時間は30分に設定した。 なお、テスト中の消費電力は概ね1080~1090W程度で推移しており、最大1112Wをマーク。システム負荷率92%を上回る強力な負荷がかかっていた。
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ATX 3.1とPCI Express 5.1規格のデザインガイドでは、+12Vレールは+5%/-7%、GPU(12V-2×6)レールは5%/-8%の電圧変動が許容されている。その範囲内であれば問題のない動作と言えるわけだが、ATXとCPUはそれを大きく下回る0.5%未満の上振れに留まった。最も変動が大きかったGPUですら、下振れが1%に届かない程度。さらにテスト開始・終了時以外のフルロード動作時は、ほぼ微細な変動に留まっている点も好印象だ。
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次は主にグラフィックスカードに強い負荷がかかる、3Dベンチマークソフトの「3DMark」に収録されたストレステスト「Steel Nomad Stress Test」をチョイス。DirectX 12対応の「Steel Nomad」をベースとしたストレステストで、先ほど同様に30分間に達するまでループ実行した。 ちなみにテスト中の消費電力はおよそ760~780W程度で推移、最大で790Wに達していた。システム負荷率は約66%であり、OCCTに比べればより現実的な負荷と言える。
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ATXとCPUはほとんど変動がなく、0.5%未満の上振れのみ。GPUは負荷が上昇するテスト開始時に電圧が一気に低下するものの、その変動は約1%に過ぎない。継続して負荷がかかるテストの性格もあり、フルロード中の変動も0.02V程度の微細な上下に留まっていた。かなり厳格な電圧レギュレーションが設定されているようだ。
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ここからは実際のゲームプレイに近い負荷を再現する、ゲーム系ベンチマークを使用した検証を進めていく。まずは人気MMORPG「ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシー」の公式ベンチマークテストを実行。グラフィックスは「最高品質」、解像度は3,840×2,160ドットに設定し、30分間連続で動作させた。 なお、テスト中の消費電力は常時320~400W程度で、最大でも447Wと控えめ。システム負荷率にして40%未満という緩めな負荷がかかるシチュエーションでは、どのような挙動を示すだろうか。
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グラフが激しく上下しているのは、頻繁にロードを挟むことで高負荷とアイドル状態が繰り返されるため。しかし実際の変動幅を見ていくと、実はこれまでのテストで最も変動が小さいことに気付かされる。ATXとCPUが0.5%未満の上振れのみである点は同じだが、GPUも上振れ・下振れともに0.5%未満。負荷が軽めの場合は、かなり小さい電圧変動に留まるようだ。