Ryzen 9 9950X3で冷却性能をチェック
ここからは「AK620 G2」の冷却性能を確認していこう。まずはRyzen 9000シリーズのフラッグシップモデルRyzen 9 9950X3Dからだ。ブースト機能によってTDPが200W前後まで上昇するが、CPU温度をどの程度低く抑えることができるのだろうか。
なおマザーボードにはAMD X870チップセットを搭載するASUS「TUF GAMING X870-PLUS WIFI」を使用し、ストレステストには「OCCT 15.0.8:CPU」と「Cinebench 2024:30 minutes(Test Stability)」の2種類を用意した。またCPU温度は「CPU (Tctl/Tdie)」、騒音値はデータログ機能を備えた騒音計アズワン「TM-103」をPCから30cmの距離に設置して計測している。
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最大5.7GHz駆動に対応する16コア/32スレッドのRyzen 9 9950X3D。TDPはRyzen 9000シリーズでは最高の170Wに設定されている
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Package Powerが175W前後の「OCCT 15.0.8」では、おおむね78℃前後、最高温度も80.6℃、ブースト機能によってPackage Powerが200W前後まで上昇する「Cinebench 2024」でも最高温度は81.2℃でまでしか上がらず、CPUが許容する最高温度までは10℃以上の余裕がある。「AK620 G2」でRyzen 9000シリーズを使う場合は、どのCPUでも冷却性能が不足することはないだろう。
ファンの回転数を確認すると、「OCCT 15.0.8」では瞬間的に1,900rpm弱まで上昇するが、それ以外は前半から中盤はおおむね1,550rpm前後、後半も1,700rpm前後で最高回転まで上昇することはなかった。ノイズレベルも35dBA前後でバラックでのテストながらノイズは全く気にならない。また「Cinebench 2024」でも、ファン回転数は1,800rpm前後、ノイズレベルもおおむね38dBA前後で、40dBAを超えることは一度もなかった。