トップパネルの素材にはプラスチックが採用されている。自由度の高い成形を活かし、後方にはV字、前方にはL字形状のスリットを配置。これらのラインは右サイド前方のパネルへと連続しており、視点を変えてもデザインの流れが途切れにくい。装飾性を抑えつつ、筐体全体の一体感を意識した造形は、FRAME 4500Xが単なる魅せるPCケースに留まらない設計思想が表れた部分と言える。

トップパネルは取り外しが可能で、シャーシ背面の2本のハンドスクリューで固定されている。左右各3箇所に設けられたフックにより、スライドさせることで着脱が可能だ。なお、パネルサイズは実測で幅約225mm、長さ約460mmだった。

なお、シャーシ側のトップパネルを見ると、冷却ファンおよびラジエーターを搭載できるスリットが露わになる。これはCORSAIR独自の「InfiniRailシステム」で、冷却ファンの取り付け位置を柔軟に調整できるのが特徴だ。この点については、後ほど詳しく解説する。
続いて後方にまわり、リアパネルのレイアウトを見ていこう。上段右手には冷却ファンの増設スペースが設けられ、その左手にはマザーボード用バックパネルの開口部が配置されている。中段には拡張スロット金具が並び、最下段のもっとも大きなカットアウトは電源ユニットの搭載スペースだ。

リアパネルを見る限り、FRAME 4500Xの内部構造はオーソドックスで、一般的なミドルタワーPCケースと大きな違いは見当たらなかった。
本体を逆さまにして、ボトムパネルをチェックする。筐体を支える台座(インシュレーター)は、後方が独立した脚部となっている一方、前方は長方形のプラスチック製一体型台座を採用。この内部にはPowerスイッチおよびアクセスポート類の基板と接続されたケーブルが通っており、台座を兼ねた構造になっている。なお、前後ともに両端には滑り止め用のラバーが装着されていた。

ボトム面の大部分は、CORSAIR製品で多く採用されている、Y字形状に打ち抜かれた「3D Yパターン」による通気孔仕様だ。さらに、その開口部全体を覆う大判のダストフィルターを装備。フィルターは実測で幅約190mm、長さ約360mmで、左側面方向からスライドさせて着脱できる。この仕様から、本体を右側に設置し、左側面からアクセスする使い方が想定されていることがうかがえる。
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| 前方のプラスチック製一体型台座と左右に独立した後方の台座。いずれも設置面には滑り止め用ラバーが装着済み | |