最終セッションではFRAME 4500Xをベースに、構成パーツを組み込んでみる。CORSAIRの製品サイトには、自作PCパーツメーカーとしてはトップクラスのガイド(オンラインマニュアル)があり、これを見れば一通りの事は理解できるだろう。ここでは実際に組み込みを行うことで、マニュアルでは気が付かなかったこと、搭載作業におけるコツや、搭載後の周辺クリアランスなどを中心に解説していく。
マザーボードにはATX規格でAMD Socket AM5の
ASUS「ROG STRIX X870-F GAMING WIFI」(縦305mm/幅244mm)を用意した。マザーボードトレイには予め8本のスタンドオフ(台座)と位置決め用のガイドピン(alignment pin standoff)が装着済みで、これに合わせて基板を仮置きし、付属の「Motherboard / HDD Screws(6-32 UNC; 6mm)」でネジ留めを行う。

作業自体はスムーズで、開口部が広く搭載を妨げる障害物もないことから、一般的な長さのドライバーで事が足りた。ちなみにマザーボードトレイは着脱式だが、取り外す必要性は感じなかった。なおマザーボード搭載後の周辺クリアランスは、トップパネルまでが約35mm、右手フロントパネルまでは約200mmだった。
マザーボードを搭載したところで、CPUクーラーの有効スペースを計測しておこう。例によってCPUの上にレーザー距離計を設置し、左サイドパネルに見立てた高さにテープを貼り計測を試みた。 CPUクーラー有効スペースは公称185mmだが、距離計のデジタル表示は179mmを表示した。公称値よりも少ない数値だが、この程度の誤差は珍しいことではない。実際に約180mmあれば、ハイエンドクラスのの大型空冷クーラーも搭載ができるだろう。もちろん背が低いウォーターブロックは言うまでもなく、広い空間が確保できるはずだ。

次にマザーボードトレイ背面から、CPUクーラーメンテナンスホール(カットアウト)を計測してみた。計測にはこのエリアを大きく覆う「コンビネーションドライブプレート」を取り外している。結果は実測で幅約170mm、高さは約120mmだった。AMD Socket AM5のバックプレートは十分に露出ができている。ちなみにIntel LGA1700/1851のマウントホール(78x78mm)はSocket AM5よりひとまわり小さいため、計測する必要はないだろう。
ボトムパネル後方のスペースに、電源ユニットを搭載してみよう。電源ユニットの有効スペースは公称で奥行き250mmまで。そこで本稿ではCORSAIR
「RM1000e 2025 Cybenetics Gold ATX3.1」(型番:CP-9020297-JP)を用意した。ATX 3.1/PCI Express 5.1に対応するフルモジュラータイプで、奥行きは140mmに収められている。

搭載方法は右側面の開口部から本体を挿入し、リアパネル側からインチネジで2本と備え付けのハンドスクリュー2本でネジ留めを行う。画像はケーブルを接続していない状態だが、実際には必要なコネクタケーブルを挿した状態で固定作業を行うことになる。 なお、電源ユニット搭載後のクリアランスは、コンパクト電源ユニットシュラウドの内部末端までが約120mmだった。ほぼ公称値通りと言えるだろう。