ストレステスト実行時はクーラー全体にどのように熱が伝わっていたのか、その際の様子をサーモグラフィで観察してみよう。Power Limit設定はPL1/PL2=250Wで、高負荷時は「Cinebench 2026:30 minutes(Test Stability)」を20分実行した時点におけるヒートシンクの様子を撮影した。
|
|
| アイドル時のサーモグラフィ |
|
|
| 高負荷時のサーモグラフィ |
冷却ファン越しのためやや見にくいものの、垂直ヒートパイプが通る中央部分にもしっかり熱が伝わっていることが見て取れる。従来はデッドゾーンになっていたエリアにも効果的に熱を伝達、ヒートシンク全体をうまく使えていることが、優秀な冷却性能に繋がっているようだ。
ファン回転数がピークに達するシーン以外は、ほぼ無音と言っていいほどに極めて静粛。さらにフル回転時でも40dB前後に留められており、デュアルファンモデルとしては十分に静かなクーラーと言っていい。さらにTDP250Wまでは冷却性能が飽和することなく冷やし切れるなど、シングルファンの廉価モデル「Hyper 212 3DHP Black」との性能差も実感できた。
|
こうした優秀な冷却性能を発揮できているのも、ひとえに新境地のヒートパイプ技術である3DHPがあってこそ。ヒートシンク全体を効率的に使うこと、さらに乱流の要因になるヒートパイプの本数を減らすというコンセプトがうまく噛み合い、それを回転数ゆるめのファンで静かに冷やしている。 最も近いメモリスロットに干渉してしまう点はネックだが、これらの要素が実勢売価5,980円で手に入るトレードオフとして考えれば我慢できる。手頃な価格で優れた冷却性能と静音性を両立する、極めてコストパフォーマンスの高いデュアルファンクーラーだ。
提供:Cooler Master