Ryzen 9 9950X3Dで冷却性能をチェック
ここからは、オールインワン型水冷ユニットの本分でもある冷却性能を確認していこう。まずはRyzen 9000シリーズのフラッグシップモデルRyzen 9 9950X3Dによる検証を進めていく。マザーボードはAMD X870チップセットを採用するASRock「X870E Nova WiFi」で、ストレステストは「OCCT 16.0.2:CPU」と「Cinebench 2026:30 minutes(Test Stability)」を使用、CPU温度は「CPU (Tctl/Tdie)」の数値を採用している。また騒音値はデータログ機能を備えた騒音計アズワン「TM-103」をPCから30cmの距離に設置して計測した。
|
|
|
Socket AM5向けCPUのフラッグシップRyzen 9 9950X3D。コア数は16コア/32スレッド、TDPは170Wで、ブースト時には最大200Wまで上昇する
|
まず「OCCT 16.0.2」の結果を確認すると、Package Powerが175W前後で推移するテスト前半は60℃後半、180W前後まで上昇する中盤から後半でも70℃前後で安定していた。また終始Package Powerが200W前後の「Cinebench 2026」でもCPU温度は70℃前後で、Ryzen 9000シリーズの中ではトップクラスの消費電力を誇るRyzen 9 9950X3Dの発熱を完全に抑え込むことができる。
続いてファンの回転数を確認いこう。アイドル時は「0dB サイレントクーリングテクノロジー」により、ラジエーターファンの回転は停止していた。また「OCCT 16.0.2」のテスト前半はおおむね1,600rpm前後。中盤から後半にかけて瞬間的に2,000rpm前後まで上がるシーンはあるものの、基本的には1,800rpm前後で安定しており、ノイズレベルも40dBA以下に収まっていた。今回はオープンフレームのPCケースで検証を行っているが、ファンの風切音は全く気にならなかった。